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涼介side
次の日
お昼までいたジャンの収録をしたあと
午後の撮影が飛んだので急遽休みに
Aはまだ学校だから、先に帰ってびっくりさせよう
それでちゃんと仲直りして昨日のリベンジをするんだ
大貴「山田ー！この後出掛けようぜ！」
涼介「今日は無理。Aが学校から帰ってくる前に帰りたいから」
裕翔「あれ、Aちゃん学校行ってるの？」
涼介「……？。だって、今日は学校だって」
裕翔「桜は今日は休講だって言ってたけど。だから、この後家で会う予定なんだけど」
休講？だって、今日は学校だって……
まさか、俺に会いたくなくて嘘ついたとか？
涼介「っ！」
考えれば考えるほどマイナスの思考に陥る
けど、嘘をつくほど昨日のことがショックだったとしたら
涼介「ごめん、俺帰る！お疲れ！」
カバンを持って楽屋を飛び出した
Aside
電車に揺られること数時間
降り立った駅は鎌倉駅
大仏を見たり、和菓子を食べたり
少し移動して江ノ島水族館に行ったり
一人の時間を満喫した
辺りが暗くなって人があまりいなくなった頃
海が見渡せるベンチに座って真っ暗な海を見つめる
先の見えない真っ暗な海
きっと、今の私の気持ちもこんなに真っ暗なんだろうな
しばらく海を見つた後、帰るために通知を切っていたスマホをカバンの底から取り出した
ロック画面には大量の不在着信とメッセージ
全部涼介くんからのものでその内容は私を心配するものばかりだった
どうしたものかと考えていると、携帯が震えた
表示された名前は涼介くんで
出るべきか、出ないべきか悩んで
結局、私は応答ボタンを選んだ
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あと1話更新したら続編ですよー
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作者名：ゆうか | 作者ホームページ：http://YAMADA
作成日時：2022年11月7日 1時
