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Aside





休憩明け、私は涼介くん、桜は裕翔くんについて教えることに
動画編集のアプリを教えてる間、真っ直ぐ画面を見つめる涼介くんはお仕事スイッチが入ってるみたい
真剣な顔をして聞いているから、私も落ち着いて教えることが出来ている




事前に用意された動画を編集する涼介くんの後ろで私はその作業工程を眺めていた




涼介くんがもし、同い年でこの場にいたらこんな感じなのかな〜ってボーッと考える





涼介「……あの」




『あ、はい』




涼介「ここなんですけど……」




そうだ、今はカメラが回ってるんだから家にいる時みたいな雰囲気はダメだよね……
自分に喝を入れて椅子から立ち上がった



















お昼休憩になり、私と桜は下のラウンジでお昼へ
いつものように持参したレジャーシートをもってテラスに出る





桜「はぁー、緊張したぁ……」




レジャーシートを引くと、そのうえに倒れ込んだ桜




『裕翔くんの進み具合は?』




桜「んー、なんか、写真の修正が始まっちゃったからまだ動画までいけてないんだよね。Aは?」




『私のところは今、カットが終わったからこれからエフェクトつけてく』




桜「先に終わっちゃうかもね」




『そうだね』




2人でお昼を食べてから、残りの休憩時間までは日向ぼっこをすることに
2人揃ってレジャーシートの上に寝転んだ





桜「あー、ひざ掛け持ってくればよかったね」




今日の2人の服装はスカート
周りがいたら絶対寝っ転がったりしないけど……





『ね。まぁ、今日は誰もいないし』




涼介「じゃあ、その中見ていい?」




『見ていいわけ…………ん?』





ラウンジに続く扉の方から声が聞こえてそちらを見ると涼介くんと裕翔くんが立っていた





裕翔「やっと見つけた〜。こんなところのテラスがあったんだ」




2人はこちらに来ると靴を脱いで私たちの横に座って着ていた上着をスカートの上にかけた





涼介「というか、マジ驚いた。」




『いや、私たちのセリフだから』




涼介「その割にはいつも感じだったね」




桜「Aはスイッチ入ると真面目ちゃんになるから」




仰向けになって足をパタパタする桜を叱る裕翔くん
うん、なんか2人とも可愛いね








で、その後は順調に撮影は進んでロケは終了
家に帰宅後、帰ってきた涼介くんに俺が同い年だったらあんな感じで学校生活遅れてた?って聞かれて
私と同じこと考えてるねって笑いあった

膝枕→←学校



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作者名:ゆうか | 作者ホームページ:http://YAMADA  
作成日時:2022年11月7日 1時

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