ヲタク女子の恋愛事情 3 (ページ30)

今日:4 hit、昨日:21 hit、合計:54,997 hit

休日の朝ページ30

Aside

朝、いつものように目を覚ます
いつもなら布団でスマホをいじってからゆっくり起きるんだけど、今日は違う

『………綺麗な顔だな……』

涼介くんが隣に寝ているから
最近、というか、ドラマの撮影が始まってから
会える時間が少なくなって寂しいと言う涼介くんが夜も私のベッドで眠るという日を繰り返している

しばらく涼介くんの観察をしてから朝ごはんを作るために布団から出る

冷蔵庫を開けるとタッパーが入っていて
中を見ると食パンがフレンチトーストの液に浸かっていた

涼介くんがつけといたのかな？
焼いていいってことかな？

タッパーを取りだしてフライパンで焼きながらスープを作る

甘い、いい匂いがしてきて早く食べたいなぁーって思っていると

涼介「なぁんで隣いないの…」

いつの間にか起きてきていた涼介くんが後ろから抱きしめてきた

『おはよう。起きちゃったの？』

涼介「隣いねぇんだもん。」

甘えるみたいに私の首元にすりすりと寄ってきた

『朝ごはん、作ろうと思って。これ、焼いちゃったけど大丈夫？』

涼介「……ん。作ってあげようと思ってつけといたやつだから」

『良かった。もう少しでできるから、顔洗ってきたら？後、髪も』

寝起きで爆発してる涼介くんの髪を少し整える

涼介「………そんなやばい？」

『ん、結構やばい』

そういうと、私から離れて洗面所に向かっていった

出来上がったフレンチトーストとスープをテーブルに並べて、トッピングに使うかなと思ってメープルとジャムも置いておく

涼介「うまそ」

洗面所から戻ってきた涼介くんは爆発していた髪がストレートに直されていた

椅子に座っていただきますをする
パクッと食べたフレンチトーストは味がしみていて美味しいし、ふわふわだった