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涼介side
自然と目が覚めてスマホを見ると10時前
あー、結構寝れたなって思って隣にいるAに手を伸ばすとその手は空ぶった
あれっと思って見るとAはいなくて
この時間なら、起きてるかって頭の中で解決して起き上がる
荒れ狂っているだろう頭をガジガジとしながらリビングに行くとソファで横になっているAが
近くによって顔を見るとその顔は辛そうで
具合が悪いんだってすぐにわかった
涼介「A」
なら、こんなの所で寝てたらダメなんじゃないかと起こすことにした
『ん…………あ、涼介くん、おはよう、』
涼介「おはよう。具合悪い?」
『……雨、降ってる』
そう言われて、やっと外に降る雨に気づいた
涼介「あー、そういう事ね。薬は?」
『飲んだ。けど、効かない』
頭が痛むのか、暗い顔と声で俺にそういう
涼介「そっか……。」
こういう時、どうすればいいのか
頭の中をフル回転させて考えるけど中々結果は出ない
『………涼介くん』
涼介「ん?」
『ギュッてして』
涼介「へ?」
『涼介くんがぎゅーしてくれたら治る』
その言葉にそれのハートは撃ち抜かれて
お望み通りにぎゅっと優しくだきしめた
『………ん、落ち着く』
俺の肩に顎を載せてコテンと頭を俺の方に倒した
Aの背中をとんとんと叩くとしばらくして寝息が聞こえてきたので抱き上げてベッドに運ぶ
優しくベッドに下ろして布団をかける
何故か、若干顔色がよく見えるAの前髪をサラッと避けて
おでこに小さくキスをした
早く良くなるといいねって、気持ちを込めて
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作者名:ゆうか | 作者ホームページ:http://YAMADA
作成日時:2022年11月7日 1時