ヲタク女子の恋愛事情 3 (ページ20)

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Aside

涼介「はい、これ」

『………ん？』

2人でソファに座ってバラエティ番組を見ていると何かを思い出したように鞄を漁った涼介くんは私に小さな箱を差し出した

『なに？』

涼介「なにって…………ピアス」

『へ？』

ピアス………?なんで急に………

涼介「プレゼントしたら、つけてくれるんでしょ？」

『………え、ほんとに買ってきちゃったの！？』

冗談で言った言葉を涼介くんは信じてしまったみたい
ラッピングされた箱を開けた
中にホワイトゴールドのピアスが入っていた

涼介「絶対似合うからつけてみてよ」

『………うん』

ピアスを手に取り近くにあった鏡を手に取る
けど、私は重大なことに気がついた

『………あな、塞がってる……』

涼介「へ？」

予想外の出来事に変な声が出てる涼介くん
そんな涼介くんに目を向けると目が合って
2人でくすくすと笑ってしまった

『クリニック行ってまた開けてもらうね』

涼介「そしたら、つけてくれる？」

『もちろん。その時は、涼介くんが着けてね？』

涼介「ん、いいよ」

涼介くんは私の耳に唇を近づけてちゅっと口付けた