ヲタク女子の恋愛事情 3 (ページ19)

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ピアスページ19

Aside

涼介「A〜」

リビングで課題をしていると涼介くんが後ろから抱きついてきた

涼介「ねぇ、それいつ終わるの？」

『もうちょっと』

涼介「んー………さっきもそれ言ってた………」

『そうだっけ？』

そういえば、数分前にも話しかけられた気がするけど………

『ほんとに後ちょっとだから』

涼介「…………」

そういうと、涼介くんは静かになって
諦めたかな？ってまた手元に集中する

涼介「………じゃあ、俺、勝手に遊んでるよ？」

『ん？』

ちゅ

『っ、なっ！？』

髪の毛を耳にかけると私の耳にちゅっとキスをした

『っ、ちょ、やめっ！』

短いキスを沢山されたかと思うと、急に甘噛みしてきた

『も、ほんとにっ、「あれ、」……？』

涼介「ピアス、の穴……？」

『へ？』

耳たぶに空いている小さな穴に気づいた見たい

涼介「え、いつ開けたの？」

『専門学校入ってから、かな？』

涼介「え！？」

涼介くんはこれでもかと言うほどに目を見開いている
え、なんでそんなに驚いてるの？

涼介「気づかなかった……。」

『普段は髪の毛で見えないからね。』

涼介「………つけないの？」

私の耳たぶを触りながらそういった

『んー、……。可愛いかなって思って開けたんだけど、私髪の毛長いから。お風呂の時引っかかってめんどくさくなってきたつけてない』

涼介「ふーん……….」

『………みたい？』

後ろにいる涼介くんに体を向けてそういった
涼介くんは少し悩んだ後

涼介「見てみたい………かも」

少し控えめにそういった

『まぁ、ピアス無くしちゃったから付けられないんだけどね』

涼介「え、」

涼介くんはポカンっとした顔をしてこっちを見ている
それの顔がおかしくてふふっと笑ってしまった

『涼介くんがプレゼントしてくれたらまたつけてるところ見れるよ？』

涼介「……………」

『なーんてね。』

私は体の向きを直して課題の続きに取り組んだ