ヲタク女子の恋愛事情 2 (ページ47)

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ドジっ子ページ47

涼介side

俺の彼女
しっかりしてるように見えるでしょ？
でもね、実はドジっ子ちゃんな場面もあるんだよ

ドジっ子①

『あ、涼介くん、こっちだよ』

夜にお出かけした時の事だった
彼女がマップを見て歩いていて、俺はただただ着いていく
けど、何故か同じ場所に戻ってきていて

『………？』

最終的には目的地とは反対方向にたどり着いた

そう、俺の彼女は方向音痴なのだ

ドジっ子②

Aと俺が休日の日
朝、Aの家に行くと、Aの姿はなくて

あれって思ってたら電話がなって

『涼介くん、間違えて学校来ちゃった……』

学校に行くとドアが開かなくて、そこで初めて休みだったことに気づいたみたい

ドジっ子③

またまた出かけた時の話
階段とか段差とか何もないんだけど……

『うわっ、』

涼介「あっ……ぶねっ。」

つまづいて転びそうになったところを腕を引っ張って助けた

『……びっくりした……』

涼介「俺もびっくりした」

反応できたから良かったけど
反応できなかったらと思うと、………

ドジっ子④

『………涼介くん、香水変えた？』

涼介「変えてないよ？」

『………柔軟剤は？』

涼介「変えてない」

俺がソファに座っていると隣に座ってきてくんくんと犬見たいに嗅いできた

『………なんか、いつもと違う』

涼介「え、」

『………女物の匂い……』

涼介「え、待って、え？」

女？俺、今日仕事で女の人って………ヘアメイクの人ぐらいしか………
そんな一瞬で匂いってうつる？

『………やだ………』

そう呟いてリビングから出て行ってしまった
俺はわけも分からずに閉められた扉を見つめていた
そして、その数分後

扉が少し開いたかと思うと、そこからひょこっと顔がでてきた

『………私、柔軟剤変えたんだった………』

洗濯しに行って気づいたのか、そう伝えてきた

涼介「………ごめんなさいは？」

『………ごめんなさい………』

そういうと、ゆっくり扉を閉めた

ドジっ子⑤

涼介「なにがいい？」

今日はデリバリーにしようと決めて二人でスマホを覗き込む

『えー、……。カレーかナンのお店にしよ！』

涼介「……カレー屋さんはあっても、ナン屋さんは難しい……かな。」

『………だね』