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Aside
店員さんによって運ばれてくる和食のコース料理
それを4人でだまだまと食べてる
その空気感が気まづいな……って
思っていたら、それを壊すように涼介くんが話を切り出した
涼介「2人が付き合ってるなんて、びっくりした。俺らの知り合い同士がね……。ね、びっくりしたよね!」
涼介くんは私に話を振ってきて
茶碗蒸しを食べていた私は急いでスプーンを置いた
『そ、そうだね。いつから付き合ってるの?』
桜「…………高校2年生の春………」
『……え?』
私たちよりかも早く付き合っているという事実に思わず涼介くんの方を見ると涼介くんも私の方を見ていた
そんな私たちを見て2人は橋を置いて私達を見た
桜「黙っててごめんなさい………。本当は、っ、言いたかったし………あの時にでも、言えばよかったのに……」
泣きながらそういった桜
あの時、とは、私と涼介くんが付き合ってることがバレた日のこと……だよね、
裕翔「っ、桜のせいじゃない!高校の時は、いくら桜の親友だからって言っても、ファンだから言わないで欲しいって、俺が言ったんだ!
……それに、俺だって、今日初めてメンバーにこうやって打ち明けてる……。」
泣いて下を向く桜の背中を撫でながら、弁解する裕翔くん
桜「……Aにはっ、………あんなに、偉そうなこと言っておいて………っ、わ、私は………」
『っ、桜、……』
桜が泣く姿に、私まで涙が出てきて
その涙を涼介くんは指で優しく拭った
涼介「………2人は、お互いのために俺たちに言わなかった。それは別に間違ったことじゃない。だから、2人が責任を感じる必要は無い
な?A」
『そうだよっ!それに、今、こうやって打ち明けてくれて私、嬉しいよ?』
桜「っ、Aぁぁあ泣」
『え、え、な、泣かないでよぉぉ!泣』
裕翔「ちょ、」
涼介「待て待て!2人して号泣すんな!笑」
私と桜は大号泣
そんな私達を見て彼氏組は慰めに入って
ハチャメチャな食事会になりましたとさ
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作者名:ゆうか | 作者ホームページ:http://YAMADA
作成日時:2022年10月18日 21時