お姫様は退屈なようです

34 ページ40

Asaid


メイド「っ、たす、けて……」


『助けてだって〜。2人とも、助けてあげたら？』


勝利「なぜです？嫌ですよ。俺たちが助けるのはお嬢様だけです」


聡「そうですよ〜。お嬢様に刃物を向けたのも許せませんし。早く消えてくれる？」


聡の黒い微笑みがメイドに向けられた
メイドは顔を真っ青にしながら固まっている



『そんな血だらけじゃどこも行けないわよね？』


ﾊﾟﾁﾝ



私が指を鳴らすと物陰から人が出てきてメイドの両脇を持って引きずるよに入口に向かっていく


メイド「やめて！！触らないでっ！離してよっ！」


バタバタ暴れながら物置小屋から出ていった



『はぁ……全く、困ったものね。新しくメイドを採用しなくちゃ』



勝利「すぐにでも準備しますね。」


『次のメイドは海外から探しましょう』


聡「それは……国内のメイドでは信用性がないと？」


『そうね。勝利、それぞれ出身が違う3人のメイドを探してちょうだい。もちろん、日本語は喋る人でお願いね』


勝利「かしこまりました」


『それと、聡。今、ハワイで休暇中の’’影’’を呼び戻して。至急の要件があると』


聡「！……了解しました」



『……？』



勝利と聡はすごく不満そうな顔をしてたな
どうしたんだろ……









------------------------------------------------------------------------
影
雀部財閥専属の調査員
男女3名の6人グループ
雀部財閥唯一、ジャニーズではない

武術、剣術、スナイパー、どれをとってもピカイチ
執事達の身体技術はこの人たちが教えている

6人の団結力がすごい
休暇を6人で過ごすほど

住んでいるところは不明

35→←33

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す