お姫様は退屈なようです

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Asaid


聡「お嬢様！今日も可愛いですね！」


マリ「Very cute！」


『ありがとう。お父様達は帰ってきてる？』


聡「はい！お嬢様のことをお待ちですよ」


『わかった』









数日がたったある日


『お父様、お母様！おかえりなさい』


母「ただいまーー！」ｷﾞｭ


父「美味しいアイス貰ってきたんだ。さぁ、座りなさい！」


いつにも増して明るいなぁ
久しぶりに家に帰ってきたからかな？


席に座りアイスを食べる


母「それで、お話って何かしら」


そう、私は2人に話したいことがあってわがまま言ってかえってきてもらったのだ


『……お許しを、頂きたいんです』


手に持っていたスプーンを置いて、2人をじっと見る


父「許し？Aがすることには何も口は出さないよ。思う存分やりなさい」


『いえ、今回のことは失敗すれば会社にもお父様達にも損害が出ます。なので、許しを頂きたいんです』


母・父「……？」


2人は顔を見合わせ不思議そうな顔をする


『草摩沙羅という子をご存知ですか』


母「知ってるわ。Rêveのお嬢さんよね」


父「うちとも何度か仕事をしているな。」


『その子、何か私に恨みがあるみたいなの』


母・父「……は？」


2人の顔がどんどん冷めていくのがわかる
あぁ、怒ってる


母「恨み？うちの子に？なぜ？」


『それはまだ分かりません。執事が調べてくれていますが……』


聡「草摩沙羅に関することは何一つ感知することが出来ません。恐らく近くにいる執事たちのせいかと」


マリ「今も尚、調べてはいますがいい結果が上がるかどうかは……_」


父「なるほど。あちらにも優秀な執事がいると言うことか。」


『私だけに恨みを抱くならいいのですが、それ以外にも私の執事を狙っている可能性が出てきました』


母「執事を？」


『はい。私の身の回りの事は執事がやってくれてるというのは重々承知です。ですから、執事がどうにかなればと考えてるのでしょ。


私は、私の執事に手を出すことは絶対に許しません。ですから、もし、草摩沙羅が何らかの行動に出て執事や私に危害を加えた場合、私がその制裁をすることを許していただきたい。
例えば、草摩財閥を奈落の底まで突き落とすとか』


私は不敵な笑みを浮かべながらお父様達をみた


父「なるほど。それで許可を貰いたいんだな」


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