お姫様は退屈なようです

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京美said


私は幼い頃からメイドとして育てられた
両親は雀部財閥に仕えていたメイドと庭師

私は両親と共にこの屋敷で暮らし、将来はメイドとしてお嬢様に仕えるよう教育された


そんな私が本格的にメイドとしてお嬢様にあったのは高校を卒業してすぐのこと


まだ幼いお嬢様は私を見た瞬間に小さな体で一生懸命車椅子を動かして近づいてきた


『貴方が新しいメイドね。よろしくお願いします』


そう言って頭を下げた
主人がメイドに頭を下げるなんて
近くにいた別のメイドがそう言った


でもお嬢様は
『え？なんで？お世話をしてもらうんだもん。このぐらい当たり前よ。使用人であっても感謝の意を忘れちゃダメだよ』

幼いのにこんなことを言うなんて驚いた
私は教育の一環でたくさんのお嬢様を見てきたけど
どの人も態度がデカくて使用人をコマのように扱う


それが本来正解なんだって思ってたけど
お嬢様に会ってそれは違うって思える場面は沢山あった。
お嬢様は人を思いやる心を持っている人
優しいお方


私はこんな人に仕えられるんだって誇りに思う___









麗華「京美さん！」


京美「！はい！なんでしょう！」


ソフィア(以下ソフ)「この部屋はなんですか？」


そうだ。今は新しく来た子達に屋敷案内と自分たちの部屋を教えてるんだった。


京美「ここは_____」


しっかりしなきゃ！これもお仕事！


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