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紫の松が５６人＊ ページ12
「……、おい！A松……大丈夫か！？」
クソ松が兄さんの肩に組んで、そう叫んだ
見るに見られないほどボロボロの兄さん
俺の後ろで青ざめる十四松からは「あっ、」と言う嗚咽が零れる
「カラ松はそのまま支えてろ！十四松とトド松は救急箱の準備！チョロ松と俺で手当だ！！いいなっ！！？」
＿＿＿＿なんで＿＿なんで？
アンタは七つ子の中で喧嘩は強いだろ
「一松！！！」
「……っ…………あ、」
おそ松兄さんの俺を見る瞳は鋭く、喉の奥が一瞬だけ苦しくなった
苦しくって、その痛みから逃れたくって
「分かって、る……俺もA松兄さんの弟……だから…………、」
すると、兄さんは気が済んだのかチョロ松兄さんの方へ駆けて行った
情けない、なんて情けない……
嗚呼、しっかりしろよ。俺。
俺は松野家の５男だろうが＿＿
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A0I - 凄く面白かったです！頑張ってください (2018年8月1日 20時) (
レス) id: f8520aa298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡＊翠 | 作成日時：2017年8月31日 21時
