LPS ５

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シゲside

小山さんの振りを教えてあげてると、ふとまっすーが目に入った。

まっすー、ちゃんと振り練習してるのかな…
サボってる様子にしか見えないんだけど？

俺はまっすーに注意しようと、まっすーに近づいてみると、

まっすー「シゲ？」

「ん？」

まっすー「実は…」

と口を開きかけた時、スタッフから声がかかって、俺らは歌番組に出た。

トークもまっすーは笑顔をつくって普通にしてたし、普通に元気に見えた。

俺はまっすーがあの時問いかけたのはなんだったんだろうと思ったけど、気にせず、歌を歌った。

小山さんをちらっと見ると、あんなに苦戦してたのに、ちゃんと踊れていた。

よかった、ちゃんとできたみたい(笑)

でも、まっすーは歌も若干間違えるし、踊りもちゃんとできてない…

まっすー(俺は全然大丈夫！)

あんなに自信ありの笑顔で言ってたよね？

俺らは歌番組を終えて、楽屋にもどった。

手越「慶ちゃん、よかったね！手足長いのに良くできた！」

小山「手足長いってwww」

まっすー「……」

何もしゃべらなかったまっすー…
どうしたんだろ…

手越「まっすーが踊りとか歌を間違えるってめずらしいよね、どうしたの？まさか、やる気なかったんじゃないの？」


小山「まっすー、今日あんまり練習してなくてサボったでしょ？だから、歌番組でもダメダメだったんだよ？」

まっすー「ちがっ…俺は…」

「小山さんだって、頑張って振り覚えてたんだよ？まっすーは全然大丈夫って言ったよね？全然大丈夫じゃないじゃん…ふざけんなよ！」

俺は強い口調で言ってしまった。
まずいと思って、俺は下をむいた。

小山「あーあ！歌番組で振りとか歌を間違えて正直俺らのお荷物になってさ、迷惑かけないでよ…」

ふと顔をあげると、手越が心配そうに見ていた。

その視線の先にいたのは、呼吸を乱して、顔を真っ赤にしていたまっすーだった。

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