E組の堕天使【暗殺教室】 (ページ10)

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理事長室を出て廊下を1人で歩く

廊下の窓から登校中の生徒が見えた

『そっか。まだ朝なんだ』

"「なら君もE組に行けばいい」"

今までの出来事がつい1時間くらい前に思われて思わず気後れしてしまう

『家...帰りたくないな』

どうせなら海外に逃亡したいくらいだ

フランスとか良いかもな、なんて考えてしまう自分が情けなかった

昼休みに全ての荷物をまとめていると

「ｸｽｸｽ」

クラスで笑い声が聞こえた

おそらく私の事は全校生徒に広まっているのだろう

いや、情報伝わるの早すぎ...

女A「雨野さん理事長に逆らってE組行き食らったって」

B「え、やばくない？しかも落ちこぼれのE組庇ったんでしょ？」

C「ちょっと可哀想〜」

A「でもさ、あの子いつもお高くとまってる感じしたしざまぁみろって感じだよねぇ」

B「ちょっとちょっと聞こえるって〜」

全部聞こえてるっつーの

その人たちを無視して私は教室を出た