E組の堕天使【暗殺教室】 (ページ8)

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・ページ8

「それはどういうことだね」

『私は3年E組のような差別的教育には反対です。一部の生徒を餌にして本校舎の生徒の成績を上げようとするなんて間違ってると思います』

すると理事長は立ち上がって窓の景色を見ながら

「君の主張はよく分かった。しかし君の話には一部語弊がある」

『語弊...とは？』

「確かに私の学校での教育は差別的かもしれない。しかしなにも闇雲にE組の生徒を餌にしている訳では無い。成績不振の生徒を隔離校舎に送ることによって本校舎の生徒は「E組にはなりたくない」と思い勉強する。そしてE組の生徒も本校舎に戻れるよう勉強する、このように両者に共にメリットがある、それが私の教育理念だ」

その時私は悟った

この人には一生勝てない_____と

『ですが理事長...』

「つまり君は私の教育方針に反対する、ということだね？」

『...』

私の言葉を遮り、理事長が言う

「君は確かE組に幼馴染がいたね？」

『はい』

「優しい君のことだから今回抗議しに来たのもその子の為なのだろう」

『私はｯ！この学校を思って...』

「なら君もE組に行けばいい」

『え？』

しばらくの間、私は理事長の言ったことが理解できなかった