＊その３＊ ページ36
玲於side
Aがお酒を飲み始めてからはや1時間。
頬が赤くなってきて呂律も回らなくなってきている。
あ『亜嵐〜♪』
亜嵐「おぉ〜A♪
一緒に帰るか〜♪」
玲於「帰らせるかっつーの」
Aの服を掴もうとする亜嵐くんの手を振り払う。
そろそろ帰らないとAが眠くなっちゃう。
背負って帰るのほんとに大変なんだから……。
玲於「Aほら、帰るぞ」
ひょいっと抱きあげれば、
Aはとぅるんとしたトロ目になる。
あ、今ので俺の理性ぶっ飛んだ。
あ『やー…亜嵐と離れないぃ〜！』
玲於「だーめ。Aは俺と帰るの〜」
涼太「何かいつもより頑固だなA」
龍友「お酒入ってるからなぁ」
玲於「飲ました本人が何言ってんだよ」←
このままでは帰りそうにないから
Aの酔いが覚めるまで亜嵐くん宅にお邪魔することにした。
亜嵐「Aそこに寝かしていいから」
玲於「よっこらしょ…ごめん亜嵐くん」
既に眠そうな表情になっているAをソファーに下ろす。
亜嵐「Aよく寝てんな」
玲於「こいつ、酒飲むと甘えん坊になるんだよ。
龍友くん分かってたのかな？」
さぁね〜。と言いながら、亜嵐くんは冷蔵庫から冷たい水を取り出した。
亜嵐「玲於何か飲む？」
玲於「いや、俺は大丈夫。ありがとう」
亜嵐「そ？俺、風呂入ってくるわ」
亜嵐くんはそう言うと、風呂に入る支度をする為にリビングから出ていった。
俺はいつの間にか寝ていたAの顔を見ながら、ふっと笑う。
こんなに酔っ払ったA、久しぶりに見たかもしんない。
玲於「……起きろっつーの」
あ『ん〜……玲於くん…むにゃぁ……』
玲於「何でくん付け？笑」
Aがくん付けで呼んだのって
確かデビューしてからだよな。
最初は…佐野くんって呼んでた。
夢の中ではまだ付き合ってなかったのか？
すると、タオルと着替えを持った亜嵐くんが
Aを見ていた。
亜嵐「……つか、A起きそうか？」
玲於「どーだろ。起きなかったら背負ってタクシー拾って帰るわ」
亜嵐「あ、そう？」
玲於「多分、亜嵐くんが入ってる時に帰るかもしんない」
オッケー。と言って亜嵐くんは脱衣所へ向かった。
さて、そろそろお姫様を起こすとするかな。
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玲実(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！名前の変更了解です。これから更新して行く予定なのでよろしくお願いします！ (2018年1月8日 11時) (
レス) id: b982a36c55 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 作者さんの兄コマの小説をニカ姫で見てました名前変えたのでよろしくですこっちの作品も見させてもらいました最高です (2018年1月8日 10時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玲実 | 作成日時：2017年7月25日 17時
