*35* ページ35
私たちは毎朝、3人で登校している。
くるりんと回っているせとかを先頭に私と
はるかは、ふふっと笑い合いながら学校を目指す。
せとか「お兄!A姉!早くー!」
はるか「お前が早いんだっての笑」
あ『せとか待ってー!笑』
ずれ落ちるカバンを必死に脇で支えていると
はるかが私のカバンを奪い取る。
あ『あ、私のカバン!!』
はるか「バーカ。持っててやってんの!
ほら、俺の手握ってろ」
ふいに差し出された手を握ろうか考えていると
はるかは私の手を握った。
はるか「よし。せとかー!走ってくぞー!」
あ『ちょっ……待ってぇえ!!!』
慣れない足の速さに戸惑いながら
学校に着いたのだった。
あ『はるか、今日夕飯作ってよね?』
はるか「えー」
あ『筋肉痛になったらやだもん』
はるか「湿布貼れば良いだろ?」
あ『…………』←聞いてない
はるか「聞けよ(汗)」
そして、職員室に行き、担任の先生を呼んだ。
先生「橘、昨日言ってたのは持ってきたのか?」
あ『はい、これです』
先生は用紙を受け取るとまじまじと見る。
先生「ふむ……これは今日の内に書いておく。
今日の放課後また職員室に来なさい」
あ『はい、よろしくお願いします』
先生にお辞儀をしてから、職員室を出る。
ため息を付いて歩きだそうとした時
そこにははるかがいた。
あ『はるか……』
はるかは「ん?」と言って少しだけ微笑んだ。
はるか「……やっぱり何かあった?」
はるかのその言葉に私は『何も無いよ?』と
嘘をついた。
ごめんはるか……
910人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もえ(o´艸`)(プロフ) - 続きいつ投稿されますか? 早く続きが見たいです! (2019年10月24日 16時) (レス) id: 7742aa0a22 (このIDを非表示/違反報告)
玲実(プロフ) - 架霖さん» 指摘ありがとうございます!直させて頂きました (2018年3月25日 8時) (レス) id: b982a36c55 (このIDを非表示/違反報告)
架霖 - 続けてのコメントですみません(>_<) *47*のここの台詞 " 兄に恋してはダメ。あなたは妹としか思ってないわ " これのことはが抜けてませんか? 正しくあなたのことは妹としかではないんでしょうか? (2018年3月25日 3時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
架霖 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 読み方教えて下さりありがとうございます。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 (2018年3月25日 3時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
玲実(プロフ) - 架霖さん» 聖櫻学園(せいおうがくえん)と読みます! (2018年3月24日 17時) (レス) id: b982a36c55 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:玲実 | 作成日時:2017年7月8日 9時