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そして、3日後。
郵便受けに何かが挟まっていた。
あ『………あ、聖櫻学園からだ』
急いで自分の部屋に戻って中身を出す。
転校編入を考えてるあなたへ。との文字を見つけ、冊子を読む。
あ『…親の承諾が必要……か。あ、先生にも言わなくちゃいけない』
スマホの連絡先に学校の電話番号を呼び出し、
電話を掛けた。
あ『あ、もしもし。3年B組の橘Aです。
あの、○○先生いらっしゃいますか?』
事務の先生の声が聞こえなくなって呼出音が鳴る。
先生《はい。》
あ『あ、○○先生、忙しい中すみません。
橘Aですが。少しお話したいことがあって』
先生《あぁ……別に構わないが…どうした?》
あ『実は、転校したいと思っていて…』
先生《えっ?》
あ『すみません。突然のことで』
先生《……分かった。お前の事情は前から聞いてたからな。
理事長先生に話しておく。多分、そっちの高校の案内に私が書く紙があると思う。
あったら明日持ってきてくれないか?》
私は案内の中にその紙を見つける。
あ『ありました。じゃあ、明日持っていきます』
先生《分かった》
あ『では、失礼します』
先生との電話を終えて、ふぅ……とため息をつく。
これ、せとかやはるかに聞かれてたらやばいことになる。
とにかく、お父さんにはきちんと話しておこう。
ガチャリ
はるか「A、晩メシ出来たってさ」
あ『っ!……びっくりしたぁ…。…分かった』
うん。と言ってはるかは部屋の扉を閉めた。
あ『………ふー…』
時計を見ると、そろそろお父さんが帰ってくる頃だ。
私は聖櫻学園のパンフレットを持って玄関に
行った。
玄関に行くとちょうどお父さんが帰ってきた時
だった。
あ『お父さん。お帰りなさい』
父「あぁ。ただいま」
あ『あのさ、ちょっと話があるんだけど、
良いかな?』
お父さんは頭の上にハテナマークを浮かべながら、「うん」と言った。
お父さんがどんな反応するか分かんないけど
伝えるべきことは伝えなきゃ。
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もえ(o´艸`)(プロフ) - 続きいつ投稿されますか? 早く続きが見たいです! (2019年10月24日 16時) (レス) id: 7742aa0a22 (このIDを非表示/違反報告)
玲実(プロフ) - 架霖さん» 指摘ありがとうございます!直させて頂きました (2018年3月25日 8時) (レス) id: b982a36c55 (このIDを非表示/違反報告)
架霖 - 続けてのコメントですみません(>_<) *47*のここの台詞 " 兄に恋してはダメ。あなたは妹としか思ってないわ " これのことはが抜けてませんか? 正しくあなたのことは妹としかではないんでしょうか? (2018年3月25日 3時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
架霖 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 読み方教えて下さりありがとうございます。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 (2018年3月25日 3時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
玲実(プロフ) - 架霖さん» 聖櫻学園(せいおうがくえん)と読みます! (2018年3月24日 17時) (レス) id: b982a36c55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玲実 | 作成日時:2017年7月8日 9時