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辰哉side
辰「……どういう事だよ。」
大「…罪滅ぼし………そんな所じゃない?」
辰「いや、そんな事………」
大「罪滅ぼしにはならない、って言いたいんでしょ?…それは亮平が起きて話を聞いてからにしな。」
辰「………なぁ、大介。」
大「……ん?」
辰「……亮平、このまま起きないのかな…」
大「…っ……何言ってんだよ…!!」
辰「…俺、兄貴失格だよな……弟1人すら守れないなんて………っっ……」
思った事を口に出してしまえばとめどなく溢れる涙。
大「……怖かったんでしょ。あの時的確に指示してたけど。」
辰「………ん…」
大「……大丈夫、亮平の生命力舐めんなよ。…後はさ、辰哉も俺らのこと頼ってよ。そんなに情けない?」
辰「………」
大「…迷惑だなんて思わないよ。1人で抱え込んでる方が心配。」
大介のその言葉を聞いた瞬間、何かが切れるような音がして更に涙が止まらなくなった。
「みんなの頼りになる兄貴にならなきゃ」
「周りを頼ってたらダメだ」
いつの日かそう考えていたけど
これからは周りも頼っていい。
そう思えた。
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美紀(プロフ) - 移行おめでとですコロナと最近寒くなってきたので体調などにも気をつけてくださいね (2022年1月11日 11時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まそ。 | 作成日時:2022年1月11日 7時