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｢ヒョン達はクラスで何やるか決まった？僕はドリンク作って売るんだけど｣
｢え！ドリンク？！アイスアメリカーノある？？｣
｢あるわけないじゃん｣
｢はぁ〜？メニュー練ったやつセンスないね｣
｢すみませんねセンスなくて｣
後輩2人の小突き合いをスルーしながらジフンは綺麗にパンの袋を折った。そろそろ文化祭の出し物を決める時期だが一応学級員であるジフンは何も担任から聞いていなかったので、普通の面をしながらもかなり驚いていた。
因みにジフンは学級員は無理やりという形でやらされている。別クラスのホシが学級員になったことを本人にから報告された時に、ウジもやればいいじゃん、というホシの何気ない言葉がどんどんとエスカレートしていった。そして一緒にやらなければ作詞作曲した曲を晒すと脅されたので仕方なくである。
あの担任、嫌な程いつも通りに情報伝達が遅いから今回もきっと1週間2週間は後に話してくるだろう。それまでに準備が間に合えばいいのだが。隣に座るホシに本来なら今頃どこまで進んでいるのか聞こうと名前を呼ぶ。
｢ホシ、文化祭の出し物決まったか？｣
｢……………｣
｢おい。｣
｢………う〜ん…｣
あ、元に戻ったなコレ。とウジは直感に思った。
後輩2人が小突き合いをしていた時には虎もむせそうな行き良いでカツ丼を食べていたのだが、俺の言葉が引き金になったのか箸がピタリと止まる。
そして案の定クォン･スニョンはまた悩んでいた。
食堂で第2水曜日限定、あの大好物のカツ丼を早食いしないほどには。
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作成日時：2024年3月10日 16時
