１７話：トリオ ページ25
つんつん
つんつんつんつんつんつんつん
がばっと起き上がると
ヒヨコみたいな子が
目をぱちくりさせてこちらを見ていた
｢………。｣
顔を押えてニヤけるのを我慢する
｢アチャー？｣
首をコテンするな！
かわいいなぁ！もう！！
頭をわしゃわしゃと撫でてやれば
嬉しそうに声を上げるヒヨコちゃん
｢おはよう、よく眠れたかい？｣
｢おはようございます！オダマキ博士！｣
｢ご飯できてるから
準備が出来たら下に降りておいで｣
うわー、見られたなこれ
お前のせいだぞーこいつめー
もっかいわしゃると
ぽぽっと照れるヒヨコちゃん
｢早く準備を済ませちゃおう｣
｢アチャ！｣
｢………。｣
何とかわしゃりたい衝動を抑えて
ヒヨコちゃんと一緒に階段を降りていくと
パンとベーコンのいい匂いが…
｢冷めないうちにどうぞ！って言っても僕が作ったんじゃないけどね｣
助手さん！帰ってたんだ
この人ごはんも担当なんだな…
｢おはようございます！
ありがとうございます！｣
いただきますとパンにベーコンをのせてかぶりつく
サクふわなパンとカリカリのベーコン
控えめに言って最高！
朝食を終えると、助手さんはお仕事があるとかでまた車で出掛けていってしまった
私が食器を洗っていると
ポチエナの群れがいるせいでフィールドワークに出れず残念だと話す博士
今日は掃除をしてから
研究所にいるポケモン達の健康チェックを行うらしい
論文や報告書などもあって忙しいそうだ
健康チェックとはどんなことをするのか聞いてみると、チェックするのは３匹だけで私でも出来そうな内容だったので手伝いを申し出た
そして
研究所のポケモン達がいるスペースを訪れると
さっき私を起こしてくれたヒヨコちゃん
かっこつけてる爬虫類みたいな子
頭としっぽに大きいヒレをつけた子
｢おはよう！初めまして！
今日の健康チェックは私がやるよ
名前はA、よろしくね｣
愛想良くしたつもりだけど、どうだろ…
バインダーに挟んだ用紙を確認する
｢君達がアチャモ、キモリ、ミズゴロウだね
それじゃ、順番にチェックしてくよ
いいかな？｣
３匹は顔を見合わせて何やら相談したあと
元気よく返事をしてくれた
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D - 仕事で疲れてたからかな？エプロンごと引き離し〜で凄く泣きそうになってしまった(T . T) (5月19日 21時) (
レス) id: e1459171f3 (このIDを非表示/違反報告)
ソウルズ(カービィ)LOVE(プロフ) - はじめまして！この作品、世界線(？)が大好きです！トリップものって、普通はその世界を楽しむ線でストーリーが進んでいくのに対して、この作品は元の世界に戻ろうとするストーリーが新鮮で大好きです！ (2021年8月9日 22時) (レス) id: 604407214b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふっとう | 作成日時：2020年12月21日 19時
