８話：家族であり、仲間であり ページ13
｢実はですね…｣
これまでの事情を説明する。
自分はポケモンを持っていないため、ここまでは虫除けスプレーで草むらを抜けてきたこと
そして、洞窟前まで来たはいいが予備のスプレーが無くなってしまい困っていたこと話した。
それなら、とお兄さんは次の街カナズミまで同行すると申し出てくれた！
｢それは助かりますけど…いいんですか？｣
｢元々カナズミへ行く用事があってね…。そのついでだから君が気兼ねする必要はまったく無いよ｣
それに、僕は強いからね！
大船に乗ったつもりでいてよ
口の端を少し上げて当然のように言うお兄さん
自分が強い、なんて
そんなの言葉だけで、実際に見たわけでもないのに分かってしまった。
このひとは本当のことしか言ってない、と
漠然に、けれど確信めいたものを感じた。
｢それは頼もしいです｣
私はありがたくその提案を受け入れた
｢じゃあ早速いこうか｣
歩いていくお兄さんに続いて私も洞窟へと入っていく
そういえば、家族以外の誰かと一緒に行動するのは旅に出てからは初めてだ
ここまでの旅は目的のために移動しているだけだったから、いまは冒険に行くみたいでワクワクする！
｢君はなぜリュウセイの滝へ？｣
突然にそう声を掛けられ
少し驚きながらも私は答えた
目的はミシロにあるポケモン研究所へ行くことで、
ポケモン博士であるオダマキ博士に会うため自分がカイナから来たことを話す。
｢カイナか…、大分遠いな｣
それから、なるほどというように頷くお兄さん
｢最近、テレビでカナズミとシダケの間を開通する話が出ていたけど…｣
｢あっ、それ私もみました｣
ニュースをみたときはすごく落ち込んだなぁ
それに…
｢(トンネルがあれば、こうしてお兄さんに迷惑をかけることも無かったんだけど…)｣
いま現在、カイナからミシロへ行く方法は
大きく分けて３つある。
１、110番から103番道路へ海を
水ポケモンの力を借りて渡る。
２、鳥ポケモンに乗せてもらい
行きたい町までひとっ飛び。
３、大回りして道路を通っていく。
まず、１と２は
前提としてポケモンを持ってることと、
ジムバッチを持っていないと行けない。
ポケモン未所持
ジム巡りもなし
ただの旅人の私にはほぼ不可能なので、
必然的に３の方法で行くしかない。
もし空飛ぶタクシーがあったらぜったい利用するのに
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D - 仕事で疲れてたからかな？エプロンごと引き離し〜で凄く泣きそうになってしまった(T . T) (5月19日 21時) (
レス) id: e1459171f3 (このIDを非表示/違反報告)
ソウルズ(カービィ)LOVE(プロフ) - はじめまして！この作品、世界線(？)が大好きです！トリップものって、普通はその世界を楽しむ線でストーリーが進んでいくのに対して、この作品は元の世界に戻ろうとするストーリーが新鮮で大好きです！ (2021年8月9日 22時) (レス) id: 604407214b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふっとう | 作成日時：2020年12月21日 19時
