番外編 酒盛り ページ5
米倉が仕事から帰ってからのこと｡
疲れて玄関で倒れ込みうなだれていると、
"ピンポーン"と呼び鈴がなる。
時計は１１時を過ぎた頃だ｡
こんな時間に誰だ？
重い体をなんとか動かして扉のレンズを見る｡
レンズからは可愛らしい緑のカエルパーカーが見えた｡
(そうだった，今日は彼と合う日だったな)
主人公は扉を開け，その人物を部屋へと招く｡
[こんばんは，ハックくん]
ハック
[こんばんはっす，米倉さん｡
おつまみ買ってきましたよ]
ハックは手に持つビニール袋を米倉の前に掲げる。
中にはあたりめやチーズが入っていた｡
ハックはおつまみの入った袋を広げて
部屋のテーブルに広げる｡
その間に主人公は冷蔵庫で冷やしていた
ビールを何本か取り出しテーブルに置く｡
二人で缶を開けて
[乾杯]と酒缶を軽くぶつけた｡
主人公とハックの関係はいわゆる酒飲み仲間である｡
前まではお隣ということもあり，
軽く挨拶をする程度の間柄であった。
だが，主人公の仕事場である研究所に
偶然彼が居合わせてこのような状況に至るというわけだ｡
彼は根っからのオカルト好きであり，
主人公の働く研究所はscpという物を収容し
監視・実験を行うところだ｡
彼とは話が合うことからいつのまにかこうして
二人で休みが合う日はこうやって酒盛りをしている
ハック
[そういえば米倉さん｡
このテーブル，いつ買ったんすか？
前まではなかったっすよね？]
そう，前までは部屋には布団一枚だけだったのだ｡
正直，寝に帰ってくるだけの部屋に物を置く必要は
ないと思っていた｡
[ほら，最近君とこうして酒盛りするように
なっただろ？流石に床におつまみやらを広げるわけにもいかないからね]
ハック
[そうだったんすか｡
なんかすみませんっす｡気を使わせたみたいで・・・]
[そんなことないさ。
私もこうして君と話すのは楽しいんだ｡
私がやりたくてやったことだからさ，気にしないで]
この言葉は彼に気を使って言ったわけではない｡
実際こうして彼と話している時間は楽しい｡
研究所に働き始めてからの米倉は，
ずっと仕事のことしか考えておらず，
こうしたちょっとした楽しみがなかった｡
疲れを趣味で発散することもなく，
疲労は溜まっていく一方であった｡
だか，最近は妙に身体が軽い｡
職場の上司からは顔色が良くなったなと
言われたくらいだ｡
きっとこれも，彼のおかげだろう｡
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ゆで卵おにぎり - ハックくん･･･かわいい･･･お、推しのヤンデレ化･･･Ω＼ζ°)ﾁｰﾝ (2月18日 18時) (
レス) @page23 id: 7d1b2bd9a4 (このIDを非表示/違反報告)
ウ~さん - ハック君カミ☆ (5月28日 21時) (レス) @page23 id: 6b78acdc8d (このIDを非表示/違反報告)
糸 - 可愛い〜な〜ハック〜 (2021年6月12日 20時) (レス) id: e10c7dd1ad (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - 無の人さん» コメントありがとうございます！ハックくん可愛いですよね！私の最推しです！ (2021年5月3日 9時) (レス) id: ba65bfcac0 (このIDを非表示/違反報告)
無の人 - んんんんんんん？？？？可愛いねぇ...ハックさん... (2021年5月2日 6時) (レス) id: 3661fca636 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2021年4月21日 21時
