研究員のお隣さん｡

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米倉の予感は的中し、
　翌日ハックさんから連絡がかかった｡

ハック
[米倉さん！
　タブーさんの様子がおかしいんすよ！]

(やっぱりな・・・)

[それはどのようにですか？]

ハック
[確かに手術のおかげで大人しくはなったすけど，
　なんだかずっと気力がない感じなんすよ・・・]

[それはロボトミー手術を行なったので当然ですよ]


ハック
[どういう意味っすか？
　手術をしたら，おとなしい性格になるんじゃないんすか？]

[・・・やっぱり，ロボトミー手術を知らなかったのですね]

ハック
[知らなかったって・・・？]

それから米倉はロボトミー手術の説明をした｡

ロボトミー手術とは人格を壊してしまうほどの
　恐ろしい手術だということ．

手術を行った後は感情を失い，
　ただ壁を見つめていたり，話す言葉が支離滅裂になり、

史上最悪の外科手術だと言われていることを｡

ハック
[そんな・・・]

電話口から聞こえる声が涙混じりになって聞こえる｡

[すみません，博士が確認を行なったにしても
　説明を行えばよかったですね]

ハック
[タブーさんを元に戻す方法はないんすか！？]

[・・・一度博士に伺ってみます]

ピッと電話を切り，ガクッと項垂れる｡

ああは言ったものの，方法などあるのだろうか｡

(まぁでもあの博士だし，どうにかしてくれるだろう)

このことを博士に相談すると，
　最初は唸っていたものの結局また元に戻す手術を
行い，タブーさんはなんとか元の人格を取り戻した｡

(この人，本当にすごいな・・・)


　

番外編　酒盛り→←ロボトミー手術

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