ーー ページ20
(今ハックくんは・・・)
恐る恐る後ろを向き，押し入れに目を向ける｡
押し入れは少し開いていた。
ーー次の瞬間，
押し入れの隙間から手が出てきて，押し入れの扉が
ズバッと音を立てて開かれる｡
ハック
[米倉さん♡]
[あっ・・・]
押し入れから出てきたのはハックだった｡
恐怖のあまり，身体が動かない｡
その間にハックは押し入れから出てきてこちらに
近づいてくる｡
ハック
[こんばんはっす、米倉さん｡
大丈夫っすか？顔真っ青すよ？]
そう言ってハックは米倉の頬を優しく撫でる｡
[う・・・あぁ・・・]
ーこれはどういうこと？
ーなんで君が？
そう問いただしたいのに、恐怖で喉がつっかえる｡
ハック
[ははっ！こんなに震えちゃって｡
可愛いっすね｡米倉さんは]
[ハッ・・ハックく・・・]
ハック
[きっと俺に聞きたいこと，たくさんありますよね？
順を追って説明するっすよ。
まず米倉さんの部屋に入り込んだ犯人は映像を
見てのとうり俺っす]
まるで言い聞かせるように優しいトーンで
つらつらと説明される｡
ハック
[米倉さんも不用心っすよね〜，
部屋の鍵をポストに入れておくなんて｡
まぁそのおかげで簡単に入れたんでよかったっす！]
声を弾ませて喜んでいるハックとは対照的に，
米倉の顔色は青ざめていく一方だった。
[なんで・・・こんなことを？]
やっと声に出せたが，やはり震えで語尾がうわずる。
ハック
[なんでって・・・あなたが好きだからですよ？
米倉さん]
[え？]
ハック
[やっぱり，気づいてなかったんすね｡
俺なりにアピールしたつもりだったんすけど]
そういう彼の顔はどうも哀愁が漂っていらように
感じた｡
だがすぐにパッとにこやかな表情を見せる｡
ハック
[でもまぁこれで米倉さんは俺の気持ちに
気づいてくれたっすよね？]
ここまで来ると，ヤンデレやメンヘラのテンプレだ｡
考えるうちに，さっきまでの怖さが少しマシになり、
口も震えずまともに話せる程度になる。
[それで，君は私をどうする気だ？]
ハック
[もちろん・・・]
彼に肩を強く掴まれ，床に押し付けられる｡
がんっ！と痛々しい音を立てて
床に背中を撃ち，痛みで顔が歪む｡
ハック
[俺を好きになってもらうためっすよ，米倉さん]
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ゆで卵おにぎり - ハックくん･･･かわいい･･･お、推しのヤンデレ化･･･Ω＼ζ°)ﾁｰﾝ (2月18日 18時) (
レス) @page23 id: 7d1b2bd9a4 (このIDを非表示/違反報告)
ウ~さん - ハック君カミ☆ (5月28日 21時) (レス) @page23 id: 6b78acdc8d (このIDを非表示/違反報告)
糸 - 可愛い〜な〜ハック〜 (2021年6月12日 20時) (レス) id: e10c7dd1ad (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - 無の人さん» コメントありがとうございます！ハックくん可愛いですよね！私の最推しです！ (2021年5月3日 9時) (レス) id: ba65bfcac0 (このIDを非表示/違反報告)
無の人 - んんんんんんん？？？？可愛いねぇ...ハックさん... (2021年5月2日 6時) (レス) id: 3661fca636 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2021年4月21日 21時
