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ハック
[はぁ・・・!はぁ・・・!!
キ・・・キリンさ・・・!!]
元々運動が苦手でおまけに普段から身体もろくに
動かさない自分の身体はすぐに体力の限界を迎えた
足の筋肉が離れたような感覚だ。
何度か足がもつれ、キリンさんとの距離が縮まる。
指定された場所まであと少し。
(苦しい!!肺が潰れそうっす・・・!!)
それでも走る足は止めない。
だって・・・
ハック
[俺はっ,またっ・・・!!
キリンさんと・・・!!]
ーーいっしょにヤルミナティーとしての
活動がしたいんすよ!!ーーー
目の前には開けた場所が見え,
そこに博士の姿があった。
博士
[ハックくん!こっちだ〜ね!]
狭い道からハックは飛び出す。
勢い余って地面に倒れ,何度か身体をぶつける。
そしてそのすぐ後にキリンさんが飛び出してくる。
キリン
[ハッッックゥゥゥッッッ!!!]
博士
[いまだ〜ね!!]
博士がそう叫ぶのを合図に
一人の研究員が手のひらほどの筒をキリンさんに
向け、玉を打ち出した。
パンっ!!
打ち出された玉から網が出て,キリンさんに
覆い被さる。
博士
[キリンくんを運ぶ〜よ]
二人の研究員が網に包まれたキリンさんを
トラックまで運ぶ。
[君,大丈夫か?]
男の研究員がこちらにきて,手を差し伸べてくれる。
ふらふらと立ち上がるも、
すぐによろけて男に寄りかかる。
[ぼろぼろじゃないか,腕も足も傷だらけだ。
すぐに手当を・・・]
ハック
[キリンさんは・・・,大丈夫なんすか?]
弱々しく顔を上げて男を見上げる。
男は目を見開き驚いた顔をするも,
すぐに優しげに微笑んだ。
[ああ,無事だとも。
あの収容トラックには簡易的な医療器具が
設備されている。薬を打てば君のお仲間は元に戻るだろうね]
ハック
[そうっ・・・すか]
それを聞いて安心した途端,
急に瞼が重くなる。
上げていた顔を倒すようにしてうつ伏せの状態になる
その時に地面に額を打ってごちんっ!と
痛々しい音が鳴ったが眠気が勝ってそのまま眠りこくってしまう。
眠る直前,男の心配する声が聞こえた。
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ゆで卵おにぎり - ハックくん・・・かわいい・・・お、推しのヤンデレ化・・・Ω\ζ°)チーン (2月18日 18時) (レス) @page23 id: 7d1b2bd9a4 (このIDを非表示/違反報告)
ウ~さん - ハック君カミ☆ (5月28日 21時) (レス) @page23 id: 6b78acdc8d (このIDを非表示/違反報告)
糸 - 可愛い〜な〜ハック〜 (2021年6月12日 20時) (レス) id: e10c7dd1ad (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - 無の人さん» コメントありがとうございます!ハックくん可愛いですよね!私の最推しです! (2021年5月3日 9時) (レス) id: ba65bfcac0 (このIDを非表示/違反報告)
無の人 - んんんんんんん????可愛いねぇ...ハックさん... (2021年5月2日 6時) (レス) id: 3661fca636 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:名無し | 作成日時:2021年4月21日 21時