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花火大会当日。
慣れない浴衣を必死に纏いながら、履きなれない下駄で待ち合わせの場所まで歩いた
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待ち合わせ場所はベタかもしれないけど、屋台が並ぶ神社の鳥居の下
カラン…
下駄で疲れた足をこっそり休ませながら皆を待っていた
何気なく携帯を見るとメールが1件来ていて
確認すると雛乃からだった
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『二宮と…楽しみなよ、……二人で、って…ふたり？！』
この後辺りに私の絶叫が鳴り響いたのは言うまでもない。
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『…そそそそ、そんな…む、無理…っ！ニノくんと二人なんて、』
慌てて雛乃の名前を探してコールボタンを押そうとした、その時
·
二宮『俺が、なんだって？』
『ぎゃあ！！！！』
ジーンズに、Ｔシャツ
そんなシンプルな格好をしたにのくんが、含み笑いをしながら私の前に立っていた
·
二宮『…平瀬ってそんな声でんのな(笑)』
『ごめ、ごめん…！』
二宮『すげえギャップ(笑)…で、アイツら二人なにしてんのかね』
『あ、あの…そのことなんだけど』
二宮『ん？』
『…雛乃たち、なんか来ないらしくて』
二宮『え…、』
『ごめん、嫌だよね！私と二人なんて…、今日はもう帰ろ…っ』
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驚いているニノくんは、きっと雅紀くんがいたから今回の誘いにのってくれたはずで。
私と二人なんか…、と思ったのに
『…っ？』
二宮『二人で、行く？』
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ニノくんが、帰ろうとする私の腕を掴んでそんなことを言った
·
『…え、でも』
二宮『浴衣』
『…浴衣？』
二宮『似合うじゃん』
·
ほら、行くぞ…って私の先を歩くニノくんに私はただついていくことしかできなかった
頬を、真っ赤に染めながら。
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遥 - もう、ずっと泣いてます！最後は嬉しくて泣いてしまいました。感動です！応援してます (2017年2月24日 23時) (
レス) id: de956f531d (このIDを非表示/違反報告)
ぷらむ(プロフ) - ゆっきーさん» ゆっきーさん＊コメントありがとうございます。私も書いていて結末をどうしようか悩んだ結果、この最後になりました。しっかり味わって読んで頂けてるようで嬉しいです^^ (2017年1月28日 12時) (レス) id: 5718d51275 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - 初めまして。少し前から読ませていただいていました。切なさともどかしさに悶えていましたが、やっと素直に気持ちを認めて踏み出した二人にほっとしました。素敵なお話をありがとうございました^ ^ (2017年1月28日 1時) (レス) id: e830c97901 (このIDを非表示/違反報告)
ぷらむ(プロフ) - keiさん» keiさん＊嬉しいです(；＿；)主人公ちゃんの一途な想いが伝わっていれば嬉しいです(*´`)ありがとうございます！ (2017年1月17日 12時) (レス) id: 5718d51275 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - すごくステキでした！夢中になって読みました。切なくてでも主人公ちゃんがかわいくて、キュンとしました(*´∀｀)また晋作を楽しみにしてます。 (2017年1月17日 0時) (レス) id: 6133f4f2c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つむ夏
| 作成日時：2017年1月6日 23時
