＊─二宮─ ページ1
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平瀬が店に来た
俺に会うために、戻ってきた
そんな平瀬を俺から遠ざけた
平瀬の目には薄い透明な膜がはっていて
唇をきゅっと結んで…涙が零れないように耐えていた
んで…挙句の果てには気失わせて
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平瀬を受け止めた時、ガラにもなくドキっ…とした
このままどこかに行ってしまいたい
そう思った数秒後に大野さんの顔が浮かんだ
平瀬の幸せを邪魔するわけにはいかない
それで、大野さんに電話したんだ。
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それなのに…
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二宮「…は？」
大野『…だから、Aちゃんとは別れたよ』
二宮「…、いや、意味わかんねえし」
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なんでその翌日に電話で別れたことを伝えられているんだろう
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大野『…Aちゃんの話ちゃんと聞かねえからちょっと意地悪して今教えちゃった』
二宮「いや、教えちゃった…じゃねえよ。平瀬は大野さんと幸せになろうとしてたんだろ…」
大野『…俺から別れて、って言った。』
二宮「はぁ？…ふざけんな、…なんでだよ！」
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大野『Aちゃんがニノのことを好きすぎるから』
二宮「…え、」
大野『いつか…いつか俺だけを見てくれるまで傍にいよう。ってそう思ってたけどさ…駄目なんだよ。俺じゃないの。』
二宮「…」
大野『昨日、やっぱり別れたこと後悔して…俺じゃニノの代わりになれないかって聞いたの。そしたらさ…、…俺は、ずっと俺だって。
…俺じゃ、ニノみたいな存在にはなれないんだよ。』
二宮「…っ、」
大野『あ、…あとね。女の子は、ずっと待ってるんだって…好きな人が、迎えに来てくれるのを。────
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二宮「…っ、俺、行くわ！」
·
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────これ、Aちゃんが言ってた。…Aちゃんの好きな人…ってもう分かるよね？
待ってるよ。ずっと────
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遥 - もう、ずっと泣いてます！最後は嬉しくて泣いてしまいました。感動です！応援してます (2017年2月24日 23時) (
レス) id: de956f531d (このIDを非表示/違反報告)
ぷらむ(プロフ) - ゆっきーさん» ゆっきーさん＊コメントありがとうございます。私も書いていて結末をどうしようか悩んだ結果、この最後になりました。しっかり味わって読んで頂けてるようで嬉しいです^^ (2017年1月28日 12時) (レス) id: 5718d51275 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - 初めまして。少し前から読ませていただいていました。切なさともどかしさに悶えていましたが、やっと素直に気持ちを認めて踏み出した二人にほっとしました。素敵なお話をありがとうございました^ ^ (2017年1月28日 1時) (レス) id: e830c97901 (このIDを非表示/違反報告)
ぷらむ(プロフ) - keiさん» keiさん＊嬉しいです(；＿；)主人公ちゃんの一途な想いが伝わっていれば嬉しいです(*´`)ありがとうございます！ (2017年1月17日 12時) (レス) id: 5718d51275 (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - すごくステキでした！夢中になって読みました。切なくてでも主人公ちゃんがかわいくて、キュンとしました(*´∀｀)また晋作を楽しみにしてます。 (2017年1月17日 0時) (レス) id: 6133f4f2c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つむ夏
| 作成日時：2017年1月6日 23時
