【鬼滅の刃】吉原 〜宇髄天元編〜

貴方のはじまり ページ8

sideなし





〜昨日の夜〜




南｢なんでお前この街にいるんだ？

そしてなんでこんな時間に家に来たんだ｣



？｢聞きたいことがあったんだ｣



南｢聞きたいこと？｣



？｢僕、昔した約束があって

人に会いに行きたいんだけどさ、見つからなくて｣



南｢俺がわかることか？｣



？｢多分ね、｣



南｢じゃあ早く言え、｣



？｢ありがとう。あのさ、

南くん最近遊郭から男を身請けしたって手紙送ってきたでしょ？｣



南｢あぁ、｣



？｢その遊郭を教えて欲しいんだけど｣



南｢そこに会いたい人がいるのか？｣



？｢恐らくね、その人も男の傾城だから

居るとしたらそうかなって｣



南｢確かに男の傾城は珍しいが他にもある。

俺が知っているところとは限らないぞ？｣



？｢有名なんでしょ？行く価値あるから｣



南｢だからわざわざ来たのか｣



？｢そうだよ。早く教えて｣



南｢わかったわかった、藤屋だよ。｣



？｢藤屋......わかった。ありがとう南くん｣



南｢あぁ、行くのか？｣



？｢もちろん。僕は会わなきゃだめだから｣



南｢そんなに執着するの珍しいな｣



？｢昔からだよ、僕は一途だから

恐らく彼もね......｣



南｢俺知ってるかな、どんな人なんだ？｣
.









.
？｢...........派手な人だよ｣
.









.
南家を訪れたその男は
期待を胸に吉原へと足を向けた。

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