過去編 3 ページ22
天元side
(助ける気はないが......)
目の前であんなことをされていては目に入る
気分が悪くなるのは当然だろう
成瀬｢所で、香油は花から作られているんですよ｣
男はまた突然話に割り込んだ
女｢おや、そうなのかい。だから香りがいいんだね｣
成瀬｢えぇ、実は店の物は高いだけなんです。
自分で作った方がよっぽど安く手に入りますよ。｣
女｢作れるのかい！｣
成瀬｢香りのいいものを選んで煮立て、
その汁の水気を飛ばせば簡単にできます｣
女｢そうなのかい！！いいことを聞いたねぇ｣
成瀬｢少年、花を買うお金くらいは持っているだろ｣
少年｢えっ、...........はい｣
何をしようとしているのか全くわからないが
ドンドン話を進めている。
女｢ならその金で花を買おう！
それで許してやってもいいわ！！｣
少年｢ほ、本当ですか！ありがとうございます！！｣
女は上機嫌になり、帰っていった。
すると、
.
.
成瀬｢...........はぁ、機嫌取り面倒くさかった｣
少年｢え？｣
雰囲気がガラリと変わって、少年に話しかける
成瀬｢大丈夫だった？ああいう相手は
適当に機嫌とってあしらうのがいいと思って
悪いこと言ってごめんね｣
少年｢え、...........いえ！助けてくれてありがとうございました！！！｣
成瀬｢まぁ、見てて気分悪いしね。これあげるよ｣
少年｢そんな！貰えません！｣
成瀬｢香油よりかは安く済んだけど、
困るだろう？お金が無いと。｣
少年｢あ......その、｣
成瀬｢遠慮することないよ。一応僕も働いてるし｣
少年｢、................ありがとうございますっ！！！！｣
成瀬｢今度から気をつけるんだよ｣
どうやら男は少年を助けるために
芝居をしたらしい。
今はただの好青年にしか見えない。
天元『・・・・・・変なやつ』
自分の損にしかならないのに
なぜ助けるんだろう。
今の俺は、自分を守るので精一杯だから
理解できなかった。
少年が去った後も男は暫くそこに立っていたが
やがて帰った。
天元『・・・仕事戻るか』
戻るのが遅すぎて、
女将に怒られたのは言うまでもない
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化粧用の油
ここでは香水的なイメージで書いてます。
作り方は適当です
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Lui(プロフ) - うぇ！？？な、なんだと。 (2021年3月13日 22時) (
レス) id: 5f8faa6051 (このIDを非表示/違反報告)
モブちゃん - haikiさん» 頑張ってください！あっ！宇随さんが尊いっ。作者様は神＋天才＝神レベルの天才！ (2020年12月28日 7時) (レス) id: 2f84cbf165 (このIDを非表示/違反報告)
haiki(プロフ) - 尽きちゃいましたか笑！待ってくださるのがわかったのでちょっと必死に文字書きます！！！！！！ (2020年12月22日 8時) (レス) id: 267eaae224 (このIDを非表示/違反報告)
モブちゃん - ごめんなさい。間違えました。命が尽きる限り、ではなく命が尽きない限りでした。穴があったら入りたいです。 (2020年12月22日 7時) (レス) id: 2f84cbf165 (このIDを非表示/違反報告)
モブちゃん - haikiさん» もちのろんです！命が尽きる限り、煉獄さんの物語を待ち続けます！成瀬さん格好いい。私も成瀬さんみたいな彼氏欲しい。 (2020年12月21日 16時) (レス) id: 2f84cbf165 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：haiki | 作成日時：2020年5月23日 22時
