【鬼滅の刃】吉原 〜宇髄天元編〜

藤屋7 ページ16

Aside




A『え、ちょっ......まじ？本当？』



緋陽(ひよう)｢あぁ！｣


(花魁......)



南｢まさか本当に本人がいるとはな｣



小芭内｢えぇ、正直違うと思っていました。｣



南｢それか、あいつの妄想かと｣



A『そこ！聞こえてるから！』




本当に？

天元なんて名前そうそういるもんじゃない


絶対本人だ...........



(でも、......)



A『じゃあ、僕は天元に拒まれたってこと？』



南｢ん？｣



A『天元は会いに来るやつが僕だって

勘づいたんじゃないかな。

それで会わないってことは、きっと10年の間に

嫌われたんだ.....................』


(確かに遅かったかなぁ、

結構頑張ったんだけどなぁ......)


そう思うと、涙がじわりと浮かんでくる。



南｢おいおい、お前と同じで本人かなんてわかってないと思うぞ？？｣



小芭内｢そっ、そうです。確か体調が優れないと

言っていましたし、｣



緋陽｢う、うむ！！飲もう！！飲もう成瀬様！！！｣



A『あからさまに慰め始めないでよ！！

余計惨めになってくるよぉ』



とか言いながら、3人に背中をさすられ

静かに絶望していた。


(もう会ってくれないのかな、天元......)

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