【鬼滅の刃】吉原 〜伊黒小芭内編〜

藤屋 4 ページ6

Aside


産屋敷｢男藤、女藤、それぞれ1人ずつ花魁が居ります。蓬莱(ほうらい)花魁と茨(いばら)花魁でございます。
この2人以外は経験の差で階級がついておりまして、花魁に続いてお客をとっているのが男藤に2人居ります。
あとは経験が浅い子たちや禿(かむろ)になります。
芸妓(げいき)も居りまして、太夫(だゆう)は3人でございます。｣



A『粒ぞろいですね、他にも？』



産屋敷｢はい、紹介は省きますがたくさんの子供たちがいますよ｣




主人は彼らを子供という、それほど親無し子を愛せるものだろうか。



吉原の紛い物と噂されているが俺はどの店よりも魅力的に感じた。





A『なら、その花魁以外の男藤の者でお願いします。興味本位でしたし今日はお酌だけでいいので』




特に何も考えずに言った



ただ男の傾城に興味を持っただけで寝る気はないし、花魁を相手するのも気が引けると思ったからだ



産屋敷｢かしこまりました。ありがとうございます。
素敵なお酌相手を行かせますのでお座敷にご案内致します。｣



A『お願いします』




ここでの出会いで









俺は動けなくなった









蛇に睨まれた蛙のように









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源氏名が出てきました。後に分かります。

禿(かむろ)は遊女の見習いのようなものですが
当作品では雑用などをこなす子供たちです。

芸妓(げいき)は三味線を引いたり、舞ったりする人達です。
遊女の最高位は花魁ですが、
芸妓の最高位が太夫(だゆう)です。

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