【鬼滅の刃】吉原 〜伊黒小芭内編〜

藤屋 36 ページ44

茨(いばら)side




茨『気をつけて行ってきてくださいね』



蛇｢あぁ｣



桜｢いってきます！｣




先日話していた贈り物を選びに2人は出かけていった




(小芭内さんが人を好きになるなんて思ってもみなかったです......)


だが事実。南様というお客の人柄がうかがえる




蓬莱(ほうらい)｢よぉしのぶ、休みの日まで客引きか？｣



茨『おはようございます天元さん、いいえ

小芭内さんと蜜璃さんを見送ったんです。』



蓬莱｢へぇ、なんかド派手な食いもんでもあったのか｣



茨『違いますよ、...........小芭内さんが

お客様に贈り物をしたいと言うので街に買いに行ったんです。』




そう言うと天元さんの顔色が変わった




蓬莱｢は？客に贈り物？なんのために｣



(貴方が必死になることないでしょうに...)


茨『天元さんも知っているでしょう？小芭内さんを変えた南様という｢ふざけてんのか？

......何がですか？』



蓬莱｢とぼけんな、小芭内に道を外させる気か？

輝哉様の為に傾城(けいせい)になると決めたのはあいつ自身だ、そんなこと『これを決めたのも小芭

内さん自身です

......｣



茨『捨てさせるべき感情なのはわかっています。
私たちにそれ(恋愛)は邪魔でしかない......

でも


嬉しいじゃないですか、




こんな場所でも美しいもの(純粋な恋心)があるって思うと』



蓬莱｢....しのぶ、お前｣



茨『応援してあげたいんです。

天元さんの心配もわかっていますから』



蓬莱｢....あぁ、....そうだな｣



茨『大丈夫です。
叶うとしたら、小芭内さんは傾城としてここを去るので』



蓬莱｢よくそんな大博打打たせようとしたな｣



茨『....可能性があったんですよ。

南様も小芭内さんのことを想っている可能性が

そうじゃなければ止めています。』



蓬莱｢....客と傾城が想い合って身請けなんてほぼ存在しない。


小芭内には、悲しい思いをしてほしくない｣



茨『ふふ、歴の長い花魁が思うことは同じですね』



蓬莱｢そうだな、......しのぶ

これから実弥と義勇で藤屋の新作料理の試食会するんだがお前も来るか？｣



茨『..はい、行きますか』






蓬莱、茨

(俺/私 は お前/貴方 にも幸せになって欲しいと

思っているがな/思っていますけどね)






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2人は藤屋の姉、兄的な存在なんですね
皆を大切に思っています

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