【鬼滅の刃】吉原 〜伊黒小芭内編〜

藤屋 29 ページ35

蛇(くちなわ)side



緋陽(ひよう)｢おぉ！蛇！遅かったな！！｣



蛇『そんなこと言ってる場合じゃ..｢蛇！｣

み、南様？』



南様は俺が声をかけた瞬間に杏寿郎を引き剥がし
駆け寄ってきてくださった



A｢良かった蛇、やっと来てくれた

そして話したいのは山々なんだけど

緋陽は酒に弱いのかい？しかも絡み酒なんだ

助けてくれないか｣



(勢いがすごいな....余程...)



蛇『い、いえ、酒に弱いのは初めて知りました。
ご迷惑おかけしてすみません。』



A｢いや、君が来てくれたからいいよ｣



そんなに真っ直ぐ目を見られて言われてしまうと
舞い上がってしまう......


(杏寿郎め....邪魔だ)




A｢蛇も呑むだろう？座ろう｣



蛇『はい、有難く頂戴します。』







緋陽｢蛇！南様からの酌はいいぞ！｣



蛇『貴様はもう黙っていろ、』



A｢あははっ、｣



蛇『...？なんですか？』



A｢いや、蛇は友人にはそんな口調なんだと思って｣



蛇『ﾊｯ!、す、すみません。』



A｢いいよ、蛇のこと知れて嬉しい｣




そう言って微笑む


(いちいちそんな顔向けられたら心臓が持たない...)




炭治郎｢追加のお酒お待たせ致しました！｣



A｢ありがとう、.........炭治郎｣



炭治郎｢はい！なんでしょうか！｣



A｢廊下にいる子や手の空いている子を呼んでおいで｣



炭治郎｢はい！......え？｣



蛇『南様？』



A｢いや、せっかく緋陽が騒がしいからみんなで楽しんだほうがいいかと｣



蛇『お客様の居る座敷に禿(かむろ)まで呼んでしまうのは......』



A｢俺は構わない、俺が誘っているんだから｣



蛇『ですが....』



緋陽｢いいじゃないか蛇！！禁止されているわけではないのだから！！｣



蛇『酔っぱらいは黙っていろと言っているだろ』



A｢蛇....だめかな？｣



蛇『っっ！......いえ、南様がいいのなら』



A｢うん、、炭治郎、呼んでおいで｣



炭治郎｢はい！わかりました！｣




南様が炭治郎や杏寿郎を見る目は優しかった


(俺以外にそんな顔しないでほしい......)




蛇『！！！』


(何思ってるんだ......そんなのまるで......)

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