真実→ ページ11
俺の声に皆が俺に注目する。
胡)なんですか不死川さん、
伊)なんだ不死川
不)…彼奴…雨霧の事だァ……
そうして俺は話し始める。
真実を話さなければきっと彼奴は恨まれたままになる。
死ぬその間際まで、ずっと______
そんなのは、俺がさせねぇ、ずっと言う機会が無かった。何より言う勇気が俺には無かった。
だが、彼奴の"恋人"として、これは俺がすべき事だ。
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数年前の事。
既に俺と彼奴は恋仲だった。
彼奴は階級甲。俺は風柱。
たった一つの階級の差でもその力の差は広い。
周りの同僚からもまだまだ認められてはいなかった。
彼奴は俺より4つ年上だったがそんな事関係なく、彼奴を柱に昇格させ一刻も早く同僚やお館様に認めてもらうため俺の継子にした。
そんな中、俺と唯華煉獄と悲鳴嶼さんの4人で任務へと向かう事になった。
柱が3人も揃って任務へ向かうことは異例で。
その訳はというとある村に大量の鬼が集まりだしたらしい。
村人や鬼殺隊の被害者も続出_____
力のある柱や階級が上の唯華が行くのが良策だと考えたのだろう。
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『柱の方々は先にお逃げ下さい。力試しをしたいのです。村人の方達の避難誘導を頼みます。』
鬼の数も残り数十匹…となった時だった。
彼奴が唐突に発した言葉だ。
彼奴は力試しがしたい、と。
俺や煉獄、悲鳴嶼さんはそれを許した。
今の彼奴なら問題ないと。
____そう、油断していた。
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梅干し太郎 - 初コメ失礼します。とても面白かったですよ!これからも頑張ってください!応援してますよ!続き楽しみにしてます! (2019年11月24日 22時) (レス) id: 2e6efde964 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねむ | 作成日時:2019年11月17日 8時