46. あったまろうか? ページ46
すっかり楽しそうに、
もう笑いがとまらなくなった潤くん。
かと思ったら。次の瞬間、
BOXを手に、ふっとその表情を変えて。
「....じゃ。さ」
「え?」
甘く、優しい瞳で私を
まっすぐに見つめて言ってくれた。
「一緒にあったまろうな。」
...CMのままに。
ううん...そんなの
比べ物になんないくらい。
CMの100万倍まぶしくて。
キラキラ輝いて。
潤くんが言い終えるか
終えないかのうちに
もう走り出していた、
胸の鼓動。
キュンとなってから。
どんどんその速度を速めて。
どうしよう...これ、
とまんないよ...////
だっ、ダメ....ダメっ!!
平常心 へいじょうしん
ヘイジョウシン...(><)
思い切りの動揺、
伝わらないよう装うけれど。
体は正直なもので。
頭では潤くんからそのBOXを
受け取ろうとしてるんだけど
全く私の手は微動だにしなくて。
潤くんを見つめたまま
すっかり固まってしまっていた...
「...なーんてなっ(^^)(笑)」
そんな私を ”してやったり”な顔で
さらりと切り替えしてきた潤くん。
その声でハッと我に返って。
「...あ...はは...ありがと...///」
精一杯動揺をごまかすように
空笑いしながら返事をして。
その後は外の景色をみるふりして
視線をそらしてしまった。
ドライブスルーを後に走り出した車。
心地良い洋楽のBGMが小さく流れる中、
時折鼻歌歌いながら
ハンドルを握る隣の潤くん。
さっきのドキドキも
全然おさまらないのに。
改めて。
こんなに近くにいることを再実感。
このままじゃ心臓が
もたなくなりそうになるのを感じて。
もう目的地に着くまで潤くんの横顔、
見ることができなかった...///
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かこ(プロフ) - みぃさん» お久しぶりです~(//∇//)確かに、あちらだと読みにくいかも。ただ、毎回タイトル付けに頭を悩ませています(苦笑)ぜひその辺りも楽しんでいただけたら(笑) (2015年10月30日 13時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - まゆみさん» ありがとうございます(//∇//)20代の潤くんになりますが、お楽しみいただけたらいいな♪最後までよろしくお願いします(^-^)/ (2015年10月30日 13時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - かこちゃん お久しぶりです。 私 このお話とシリーズが凄く好きなんです(*^_^*) こちらでも読めると思うとホントに嬉しい♪こちらの方が目次を辿りやすくて読みやすいんです。更新に合わせてまた楽し見せて頂きますね (2015年10月27日 23時) (レス) id: df485e12ee (このIDを非表示/違反報告)
まゆみ - 潤くんの小説読めて嬉しいです(^^) (2015年10月27日 23時) (レス) id: e5c4821c4e (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - えこさん» お久しぶりです~(//∇//)ありがとうございます。久々に潤くんストーリー、昔の話ですが私もワクワクしてます♪そうなの、少し若い潤くんを楽しんでいただけたら(*^^*)ガシガシ更新していきますのでどうぞよろしくお願いします(^-^)/ (2015年10月24日 23時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かこ | 作成日時:2015年10月24日 10時