43. こぼれる笑み ページ43
「ちょっ...待ってっ!
潤くっ、もう走れな...(><)」
どこをどう走り抜けてきたんだろう。
緊張しながら。ドキドキしながら
お店に足を踏み入れた瞬間、
突然目の前に現れた潤くん。
次の瞬間、もう腕を取られ、
2人走り出していた。
途中、チラッと振り返ったとき見えたのは
追いかけてくる数人の女の子達。
あ...バレたの...?!
それなら、と、
俄然真剣になり、
走り続けた私。
マラソンなら自信あったし
(校内マラソン大会は
いつも1,2位だったし)。
でもそんなのもう
20年前の話で。
10分もするとさすがに
苦しくなってきた(><)
気がつくと地下駐車場。
薄暗い中、私達の走る靴音だけが
にぶく響き渡っている。
私の言葉でハッとした潤くん。
後ろからもう誰も
ついてこないことを確認してから
足をとめてくれた。
「ごめんっ、俺のミスで...っ
俺。こんなに走ったの久しぶり...」
「わ、私も....ふふふっ...」
「....?!」
その場にしゃがみこんで。
私と同じように息が上がって
ハアハア言ってる潤くんを見ていたら。
その、らしくない姿に
つい笑みがこぼれてしまった。
昨夜電話を切ったときから
もう緊張が始まってた。
今朝だって何度も迷って悩んで
チェックしてここに来たはずなのに。
こうして少し服も乱れて、
メイクも汗で崩れかかってる自分にも
なんだか笑えてしまって。
そうしたらとまらなくなってしまった私。
「...笑いごとじゃねーだろっ(苦笑)」
そんな私を見て、髪かきあげながら
同じように苦笑し始めた潤くん。
顔を見合わせてしばらく
2人で笑いあった。
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かこ(プロフ) - みぃさん» お久しぶりです~(//∇//)確かに、あちらだと読みにくいかも。ただ、毎回タイトル付けに頭を悩ませています(苦笑)ぜひその辺りも楽しんでいただけたら(笑) (2015年10月30日 13時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - まゆみさん» ありがとうございます(//∇//)20代の潤くんになりますが、お楽しみいただけたらいいな♪最後までよろしくお願いします(^-^)/ (2015年10月30日 13時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - かこちゃん お久しぶりです。 私 このお話とシリーズが凄く好きなんです(*^_^*) こちらでも読めると思うとホントに嬉しい♪こちらの方が目次を辿りやすくて読みやすいんです。更新に合わせてまた楽し見せて頂きますね (2015年10月27日 23時) (レス) id: df485e12ee (このIDを非表示/違反報告)
まゆみ - 潤くんの小説読めて嬉しいです(^^) (2015年10月27日 23時) (レス) id: e5c4821c4e (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - えこさん» お久しぶりです~(//∇//)ありがとうございます。久々に潤くんストーリー、昔の話ですが私もワクワクしてます♪そうなの、少し若い潤くんを楽しんでいただけたら(*^^*)ガシガシ更新していきますのでどうぞよろしくお願いします(^-^)/ (2015年10月24日 23時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かこ | 作成日時:2015年10月24日 10時