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39. キセキ ページ39

どのくらいそうしていたんだろう。







不意に頬に触れた、
白く、淡い感触。






「あ...っっ!」




2人同時につぶやいていた。


気がつくと今まできれいに
見えていた星たちは少しかげり。

代わりにちらちらと
空から舞い降りてきた...雪....



「降ると思った。冷え込んでたからさ。
 ....初雪だね」

「...うん....」



私が答えた次の瞬間、
そっと優しく潤くんがつぶやいた。



「....キセキだね」

「え?」

「俺たち今、同じ空の下だけど、
 全然違う場所にいて。

 でもって東京の雪なんてさ、
 めったに遭遇できないのに。

 なのに今、一緒にその瞬間見つめててさ。
 これって<奇跡>って言っても
 いいくらいじゃね?すげぇって。」




無邪気に喜ぶ潤くん。

なんだかとてもかわいらしく思えて。
私まで嬉しくなってきて。

そしたら急に照れくさくなってしまって。
それをごまかすように潤くんの口調
真似てしまった。



「...そうだね....
ホント。すげぇ....」

「冬桜子さん(><)
”すげぇ”って...(苦笑)」

「潤くんの真似(笑)」

「...ったく、ホント面白れー人(笑)」

「ありがと(^^)」

「(苦笑)」






それから私たちは
お互い一言も発しないまま。

携帯はつながったままで。
しばらくそうして雪を見つめていた。



別々の場所にいるのに。

まるで2人肩を並べて
見上げているような錯覚に陥る。

40. 解けない魔法→←38. 同じ夜空



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かこ(プロフ) - みぃさん» お久しぶりです~(//∇//)確かに、あちらだと読みにくいかも。ただ、毎回タイトル付けに頭を悩ませています(苦笑)ぜひその辺りも楽しんでいただけたら(笑) (2015年10月30日 13時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - まゆみさん» ありがとうございます(//∇//)20代の潤くんになりますが、お楽しみいただけたらいいな♪最後までよろしくお願いします(^-^)/ (2015年10月30日 13時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - かこちゃん お久しぶりです。 私 このお話とシリーズが凄く好きなんです(*^_^*) こちらでも読めると思うとホントに嬉しい♪こちらの方が目次を辿りやすくて読みやすいんです。更新に合わせてまた楽し見せて頂きますね (2015年10月27日 23時) (レス) id: df485e12ee (このIDを非表示/違反報告)
まゆみ - 潤くんの小説読めて嬉しいです(^^) (2015年10月27日 23時) (レス) id: e5c4821c4e (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - えこさん» お久しぶりです~(//∇//)ありがとうございます。久々に潤くんストーリー、昔の話ですが私もワクワクしてます♪そうなの、少し若い潤くんを楽しんでいただけたら(*^^*)ガシガシ更新していきますのでどうぞよろしくお願いします(^-^)/ (2015年10月24日 23時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かこ | 作成日時:2015年10月24日 10時

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