37. ほぐれていく気持ち ページ37
「...もしもし?冬桜子さん...?」
少しかすれた、驚いた声。
「...うん...ごめんね、突然
...メールありがと...」
「あ。うん。びっくり。
初めてじゃない?
冬桜子さんから電話もらったの。」
「....そう?」
「うん。今、俺、すっげぇ嬉しいかも♪
こんな時間に普通に電話できてんのも
なんか嬉しい。」
本当に喜んでくれているのが
電話越しからもはっきりわかる。
そんな潤くんの声聞いていたら、
私も心にぽっと小さな灯りが
ともったみたいに
あったかい気持ちになった。
泣いてたこと、悟られないよう
一生懸命声を作って話をする。
でも潤くんにはとっくに
お見通しだったみたいで。
「...なんかあった?」
「え。ど、どうして?」
「声。泣いてたでしょ?」
「あ...うん。怖い夢見て、飛び起きて。
そしたらちょうど潤くんからの
メールが来て。ついかけちゃった。
...ゴメンネ...」
「(笑)子供みてーだな♪(^^)」
ケタケタ笑い続ける潤くん。
「わ、悪かったわねっ(><)
そんなに笑わなくても
いーでしょーにっ!」
「はははは♪ホント年上なの?
冬桜子さん(笑)」
「もーー(><)」
少しずつ。気持ちがほぐれていく。
こうして潤くんと話していると
さっきまで感じていた恐怖が消えていく。
....ありがとう。
勝手な私の行動に、
疲れてるだろうあなたを
つき合わせてしまって。
本当にごめんなさい...
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かこ(プロフ) - みぃさん» お久しぶりです~(//∇//)確かに、あちらだと読みにくいかも。ただ、毎回タイトル付けに頭を悩ませています(苦笑)ぜひその辺りも楽しんでいただけたら(笑) (2015年10月30日 13時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - まゆみさん» ありがとうございます(//∇//)20代の潤くんになりますが、お楽しみいただけたらいいな♪最後までよろしくお願いします(^-^)/ (2015年10月30日 13時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - かこちゃん お久しぶりです。 私 このお話とシリーズが凄く好きなんです(*^_^*) こちらでも読めると思うとホントに嬉しい♪こちらの方が目次を辿りやすくて読みやすいんです。更新に合わせてまた楽し見せて頂きますね (2015年10月27日 23時) (レス) id: df485e12ee (このIDを非表示/違反報告)
まゆみ - 潤くんの小説読めて嬉しいです(^^) (2015年10月27日 23時) (レス) id: e5c4821c4e (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - えこさん» お久しぶりです~(//∇//)ありがとうございます。久々に潤くんストーリー、昔の話ですが私もワクワクしてます♪そうなの、少し若い潤くんを楽しんでいただけたら(*^^*)ガシガシ更新していきますのでどうぞよろしくお願いします(^-^)/ (2015年10月24日 23時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かこ | 作成日時:2015年10月24日 10時