55. どうしようもない２人 ページ7
そう言ったと同時に。
私の背を壁にトンッと押しつけて。
いつものようにしっかりと
後ろ髪に手を入れて。
身動き出来ない状態で
また深くキスしてくる潤くん。
息継ぐ隙もないくらい強引に
何度も角度を変えて食まれていく。
でも全然嫌じゃなくて。
むしろどんどん
離れたくなくなってしまって。
私も潤くんの腕にしっかりとつかまって
一生懸命潤くんに応える。
どんどん高まっていく熱。
頭の中まで熱を帯びてクラクラしてきて。
ついにはひざがガクンと落ちてしまう。
「っ、おっとっ」
その瞬間、すかさず崩れかけた体を
潤くんが抱きとめてくる。
すっかり上がってる息。
気付かれるのが恥ずかしくて。
潤くんの胸に顔をうずめる。
....潤くんの心臓もいつもよりずっと
速いリズムを刻んでいる...
そんな私のことすっかり
お見通しみたいな潤くんは。
優しくふっと笑って。
頭を優しくなでてくれるから。
素直に思ってることが口をついて出る。
「...もう、家に帰る、私...///」
だって早くもう潤くんと２人になりたい。
「相談終わったの？」
「うん。力になれたかどうかは
自信ないけど。」
「そっか。じゃ、俺もすぐ帰るよ」
「うん...///」
「先シャワーしてて」
「...うん///」
「先出な？」
「うん...」
最後に軽くチュッとして
笑った潤くんを置いて。
個室の引き戸を開けかけるけど。
別れがたくってまた振り返ってしまう。
「(笑)A」
「うん...じゃ、後でね」
今度こそ個室を出て行こうと
頑張って足を踏み出したら。
その瞬間、ぐいと腕を引かれ
またおさまる潤くんの胸の中。
「潤くんっ？！///」
「んな顔すっから離れらんねぇじゃん...っ」
そういうと同時にまた
優しいキスが降り注いでくる。
一つだって逃したくない。
触れるだけのキスも。
ちょっとだけ深いキスも。
全部。ぜーんぶ。
一緒のところへ帰るのに。
これからずっと一緒にいるのに。
どうしようもないね、私達...///
どのくらいそうしていたんだろう。
女子トイレに入る人の足音と気配がして。
ようやく離れて出て行くことができた。
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かこ(プロフ) - minamiさん» きゃーんっ(//∇//)ありがたいお言葉を♪ありがとうございます(*^^*)名前変換魅力で気軽に始めたつくーる、今では私の生活の大切な一部に。これからもどうぞよろしくお願いします(///∇///) (2015年5月24日 21時) (
レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
minami(プロフ) - かこさん。6周年おめでとうございます！そしてツクールに来て下さってありがとうございます！いつもキラッキラ＆きゅんきゅん作品ありがとうございます☆ (2015年5月24日 20時) (レス) id: 3ef49521b0 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - モノクロさん» ありがとうーー！！気がつけば７年目。妄想の種が枯渇するまで進み続けていこうと思います。ついに最終章へ入ります。スタートか甘甘だけど驚かないでね(笑)(*^^*) (2015年5月24日 8時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
モノクロ - (*ノ▽ノ)(*ノ▽ノ)(*ノ▽ノ) ああ…生殺されました笑 笹森くんと潤くんがしっかりと握手をするところ、ぐっと来ました(*´∇｀*) 明日以降も楽しみにしてます(*ノ▽ノ) そして！六周年おめでとうございます(^-^) これからも素敵なお話作って下さい♪ (2015年5月23日 15時) (レス) id: fe40c0e409 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - mikitiyさん» ありがとうございます(*^^*)気がつけばそんなにも経っていました(笑)これからもどうぞよろしくです。 (2015年5月23日 13時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこ
| 作成日時：2015年4月15日 16時
