54. 酔えよ ページ6
「ごめん。手痛くなかった？」
「う、うん、それは大丈夫...
あっ、じゅ、潤くん、髪っ」
「ん。びっくりした？(笑)」
さっきは暗くて気づかなかったけど。
今見たら朝と全然違う髪型。
ばっさり切ってる。
「うん...思いきったね...
でも。似合ってる。ステキ...///」
「サンキュ(*^^*)」
こんな短い髪の潤くんは初めてで。
なんか。知らない男の人みたいで
ドキドキしちゃう...///
「こんなところで会うなんてな(苦笑)」
「ほ、ほんと。運命、だねっ、
びっくりした(笑)」
「それは俺のセリフ。
運命にもほどがある(笑)」
「ごめんね、今日」
「いいよ。こうして会えたし」
目と目が合って。
互いにこぼれる笑み。
あぁ...潤くんだ...っ///
やっぱり会えて嬉しいよ....っ
その時。すっと潤くんの手が
私の頬に添えられて。
近づく唇を感じて
迎えるように私も目を閉じる。
ちょっぴり強引に合わせられる唇。
一回。二回。
三回目は少しだけ深く。
「...ワインの味する」
「潤くんは。焼酎？(笑)」
ふふって笑ってまた重ねて味わう唇。
さっきよりちょっとだけ深く
滑りこんでくる舌。
恥ずかしいけど応えるようにお迎えする。
温かくて弾力のある感触と
互いのお酒の香りに
体の力が抜け始める。
「...混ざって酔いそう(笑)」
「酔えよ」
少しかすれて。
いつもの潤くんより低い声。
いつもより艶を増して響いてくる。
帰国してから抱き合えてなくても。
キスは交わしていたはずなのに。
私に触れる手も唇も。
耳に響く声も。吐息も。
何もかもが浸食していくように
胸の奥を震わせていく。
「どうしてさっき目そらしたんだよ？」
頬を。耳を。首筋を
ゆっくりと動いていく唇から。
ちょっぴりいら立ちを含んだ
潤くんの声が聞こえてくる。
そんなところで声出さないで...っ///
「さ、っき芸能人いた、って。
笹森くんが言うから...っ///
見てたら”知り合い？”って
聞かれたら、んっ///」
「聞かれねぇでしょ？(笑)」
「ううんっ、だって、」
「だって？」
唇を止め。潤くんが
まっすぐに見つめてくる。
そう。その瞳だよ。
その瞳と目が合ってしまったら...
「...きっと。ずっと見つめてたら
”潤くんが好き”って
あふれちゃうから...///」
「っ////ばか///」
「あっ///」
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かこ(プロフ) - minamiさん» きゃーんっ(//∇//)ありがたいお言葉を♪ありがとうございます(*^^*)名前変換魅力で気軽に始めたつくーる、今では私の生活の大切な一部に。これからもどうぞよろしくお願いします(///∇///) (2015年5月24日 21時) (
レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
minami(プロフ) - かこさん。6周年おめでとうございます！そしてツクールに来て下さってありがとうございます！いつもキラッキラ＆きゅんきゅん作品ありがとうございます☆ (2015年5月24日 20時) (レス) id: 3ef49521b0 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - モノクロさん» ありがとうーー！！気がつけば７年目。妄想の種が枯渇するまで進み続けていこうと思います。ついに最終章へ入ります。スタートか甘甘だけど驚かないでね(笑)(*^^*) (2015年5月24日 8時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
モノクロ - (*ノ▽ノ)(*ノ▽ノ)(*ノ▽ノ) ああ…生殺されました笑 笹森くんと潤くんがしっかりと握手をするところ、ぐっと来ました(*´∇｀*) 明日以降も楽しみにしてます(*ノ▽ノ) そして！六周年おめでとうございます(^-^) これからも素敵なお話作って下さい♪ (2015年5月23日 15時) (レス) id: fe40c0e409 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - mikitiyさん» ありがとうございます(*^^*)気がつけばそんなにも経っていました(笑)これからもどうぞよろしくです。 (2015年5月23日 13時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこ
| 作成日時：2015年4月15日 16時
