85. 一分一秒でも ＜J side＞ ページ37
「というわけで。
Aさんが帰ってきたらちゃんと
落ち着いて話して仲直りしてくださいねっ。
潤さんと言えども。Aさんを悲しませる人、
美樹、許しませんからっ！！」
「...美樹ちゃん、場所、教えて」
「え？！」
「Aの出張先。泊まってるとこ。」
「え、あ、会社の保養所です。
確か強羅駅からすぐの...」
「詳細、時間ある時メールでくれる？
俺、これから出るからっ」
「え、で、出る、って？！仕事ですか？！」
「決まってんだろっ！箱根！
明日まで黙ってここで待ってられっかよっ！！」
「...(笑)潤さん」
半分あきれながらも。
美樹ちゃんの声が嬉しそうに聞こえたのは
俺の気のせい....？
ん。行く。
全てクリアになった今、
こんなところでじっとなんてしてらんねぇ。
Aに早く伝えたい想いがあるから。
「あー、もう好きに笑ってくれて
かまわねぇからっ///
でも。一分一秒でも早くAに会って。
ちゃんと。謝りてぇんだ。」
「笑いませんよ。
それでこそ潤さんですもんっ(笑)
でも運転、気をつけて下さいね」
「...サンキュ。じゃ、よろしくっ」
電話を切ると同時に。
急いで身支度を整え。
車のキーを取り玄関に向かう。
靴を履いてる時に
美樹ちゃんから早速メールが届く。
早っ(笑)あ、丁寧に
研修スケジュールまで添付されてる。
１８時には終わるみてぇだな。
今から出たら俺も夕方には着くかな。
ごめん、A。
そんな事情が裏であったなんて。
俺、なんにも知らなかった。
だからあんな一方的にまくしたてて。
でもそうならそうと言ってくれりゃ
俺だってあんな頭ごなしには...じゃねぇな。
言えなかったんだ、Aは。
俺が言わせるような間を与えることなく
感情的に言い放ったから。
それに。
言いわけめいたことが嫌だったんだろ？
どんな理由があるにせよ、
酔い潰れて。笹森に運ばれたことは
事実だったから。
そういう生真面目で。
変にまっすぐなとこあんだよな、Aは。
そういうとこにも。俺はすげぇ惚れてるけど。
とにかく早く会いてぇ。
早く。早く。
つい加速しそうになる気持ち、グッと押さえて。
頭の中はAのことでいっぱいのまま
俺はハンドルを握った。
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かこ(プロフ) - minamiさん» きゃーんっ(//∇//)ありがたいお言葉を♪ありがとうございます(*^^*)名前変換魅力で気軽に始めたつくーる、今では私の生活の大切な一部に。これからもどうぞよろしくお願いします(///∇///) (2015年5月24日 21時) (
レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
minami(プロフ) - かこさん。6周年おめでとうございます！そしてツクールに来て下さってありがとうございます！いつもキラッキラ＆きゅんきゅん作品ありがとうございます☆ (2015年5月24日 20時) (レス) id: 3ef49521b0 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - モノクロさん» ありがとうーー！！気がつけば７年目。妄想の種が枯渇するまで進み続けていこうと思います。ついに最終章へ入ります。スタートか甘甘だけど驚かないでね(笑)(*^^*) (2015年5月24日 8時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
モノクロ - (*ノ▽ノ)(*ノ▽ノ)(*ノ▽ノ) ああ…生殺されました笑 笹森くんと潤くんがしっかりと握手をするところ、ぐっと来ました(*´∇｀*) 明日以降も楽しみにしてます(*ノ▽ノ) そして！六周年おめでとうございます(^-^) これからも素敵なお話作って下さい♪ (2015年5月23日 15時) (レス) id: fe40c0e409 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - mikitiyさん» ありがとうございます(*^^*)気がつけばそんなにも経っていました(笑)これからもどうぞよろしくです。 (2015年5月23日 13時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこ
| 作成日時：2015年4月15日 16時
