67. 朦朧 ページ19
....頭.....痛い.....
私、眠ってた...？ここ....
なんとか半分開けた目。
でも頭の中はもやがかかったみたいに
まだぼんやりしてて。
本当に目があいたのか
自分でもわからない感覚。
目の前に見えるのは。
畳の目地と襖...どこ...？
意識をふりしぼって
耳を澄ましてみる。
静か....
え....と...私、確か...
そう、笹森くんの歓迎会に来てて...
美樹ちゃんが先に帰ってしまって。
その後も奈々ちゃんがどんどん
お酌してくれて。
...もしかして。酔いつぶれた...？
体を動かそうとするも。
意識と体が全然つながらない。
こんなの久しぶり。
まずい...
そうは思うのに。
また意識が遠のいていく。
「....五十嵐？」
....誰か呼んでる....
「五十嵐？大丈夫か？」
....この声....
「...笹....？」
「わかるか？眠ったら少し良くなったか？」
「....皆...は？」
「二次会。あやうく隣の座敷で休ませてた
お前の事忘れて行きそうになったけど。
途中で気づいてさ、俺だけ戻ってきた。」
「....そう....なんだ....」
言葉を発するたびに頭が痛む。
「もっと早くお前がつぶれそうなの
気づいてやれたらな(＞＜)
岡田さんに遮られて俺、わかんなくてさ、
気づいたらお前、座ったまま寝てて」
奈々....ちゃん....？
「とりあえず立てるか？家まで送るよ」
「笹...く、二次....？」
「あー、それはもういいんだ。
俺もそろそろ帰りたかったし。
岡田さんが『２人で抜けましょう』って
うるさかったし(苦笑)。
ほら、つかまって？」
「...ん.....ありが....」
力強い腕で抱き起こされて。
体を支えられたとたん、
なんだか安心してしまって。
また急激に襲われる睡魔。
あ....もうダメ....
何かにもたれかかったまま
感じる心地よい揺れと。
頬に当たる布地の感覚と。
そこから伝わってくるぬくもりに
私はまた意識を手放した。
68. 解けた疑問→←66. 後ろ髪引かれながら ＜M side ＞
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かこ(プロフ) - minamiさん» きゃーんっ(//∇//)ありがたいお言葉を♪ありがとうございます(*^^*)名前変換魅力で気軽に始めたつくーる、今では私の生活の大切な一部に。これからもどうぞよろしくお願いします(///∇///) (2015年5月24日 21時) (
レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
minami(プロフ) - かこさん。6周年おめでとうございます！そしてツクールに来て下さってありがとうございます！いつもキラッキラ＆きゅんきゅん作品ありがとうございます☆ (2015年5月24日 20時) (レス) id: 3ef49521b0 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - モノクロさん» ありがとうーー！！気がつけば７年目。妄想の種が枯渇するまで進み続けていこうと思います。ついに最終章へ入ります。スタートか甘甘だけど驚かないでね(笑)(*^^*) (2015年5月24日 8時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
モノクロ - (*ノ▽ノ)(*ノ▽ノ)(*ノ▽ノ) ああ…生殺されました笑 笹森くんと潤くんがしっかりと握手をするところ、ぐっと来ました(*´∇｀*) 明日以降も楽しみにしてます(*ノ▽ノ) そして！六周年おめでとうございます(^-^) これからも素敵なお話作って下さい♪ (2015年5月23日 15時) (レス) id: fe40c0e409 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - mikitiyさん» ありがとうございます(*^^*)気がつけばそんなにも経っていました(笑)これからもどうぞよろしくです。 (2015年5月23日 13時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこ
| 作成日時：2015年4月15日 16時
