62. 直球 ＜M side ＞ ページ14
「どーもっ」
「あ、奈々ちゃん」
笑顔でまずAさんに
ビールをつぐ奈々。
そうして開口一番このセリフ。
「ほんとっ、笹森さんって
ステキですよねー♪」
「(笑)そうだね。昔から全然変わらないな。
女の子達に人気あるでしょ？」
自分のことのように嬉しそうに
無邪気にそう言うAさん。
やーんっ、少しは警戒してっ、
Aさんっ(＞＜)
「そりゃあもうっ！笹森さんが来てから
フロア色めきだってますよー。
あ、もしかしてAさんも
気になってたりして？？」
笑顔だけど。直球で探りを入れてくる奈々。
でもAさんはいたっていつも通りで。
奈々の思惑になんか全然気づいてなく。
はっきりと素直に答える。
「それはないな(笑)
私、彼氏いるよ、奈々ちゃん」
その答えに。待ってましたとばかり
奈々は質問攻めを始める。
「あー。聞いてますよ。
年下の、マスコミ関係の人ですよね？」
「う、うん」
「付き合ってどのくらいですか？」
「一年半、かな。」
「じゃあ、そろそろ結婚とか
するんですか？
Aさん、結構いい年だし(^^)」
「ちょっ☆奈々っ！
その言い方はなんなのよっ(怒)」
失礼な物言いに私の方が
思わずムカッときて口を挟む。
奈々は私の顔を見たけど。
無視してAさんに
さらにたたみかける。
「Aさんだって考えますよねー。」
「ん...結婚は....う
うん、そのうちに、ね」
当のAさんは言葉を濁す。
ぷっ、プロポーズされてるじゃないですかっ、
Aさんっ！！
あの松本潤にっ！
泣く子も黙る嵐にーっ！！
どうしてはっきり言わな...
あ....そっか....
どこから何がばれるかわからない今。
不必要にいろんなこと
公にしたくないんだよね。
きっとそれは。
潤さんとの今の幸せを守るために。
追及されたら、どんな形で
ほころびがでるかわからないから。
仲良くさせてもらってる私でさえ
知ったのはつい最近のことだもんね。
だから...
切ないけど。もし私がAさんでも。
冷静になったらそう答えたかもしれない。
『彼氏がいる』と公言することだけでも。
私達には大きな意思表示なんだよね...
そう思ったら。一人ちょっぴり
センチになってしまったけど。
その間も追及の手を緩めない
奈々に気づいて我に返る。
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かこ(プロフ) - minamiさん» きゃーんっ(//∇//)ありがたいお言葉を♪ありがとうございます(*^^*)名前変換魅力で気軽に始めたつくーる、今では私の生活の大切な一部に。これからもどうぞよろしくお願いします(///∇///) (2015年5月24日 21時) (
レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
minami(プロフ) - かこさん。6周年おめでとうございます！そしてツクールに来て下さってありがとうございます！いつもキラッキラ＆きゅんきゅん作品ありがとうございます☆ (2015年5月24日 20時) (レス) id: 3ef49521b0 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - モノクロさん» ありがとうーー！！気がつけば７年目。妄想の種が枯渇するまで進み続けていこうと思います。ついに最終章へ入ります。スタートか甘甘だけど驚かないでね(笑)(*^^*) (2015年5月24日 8時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
モノクロ - (*ノ▽ノ)(*ノ▽ノ)(*ノ▽ノ) ああ…生殺されました笑 笹森くんと潤くんがしっかりと握手をするところ、ぐっと来ました(*´∇｀*) 明日以降も楽しみにしてます(*ノ▽ノ) そして！六周年おめでとうございます(^-^) これからも素敵なお話作って下さい♪ (2015年5月23日 15時) (レス) id: fe40c0e409 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - mikitiyさん» ありがとうございます(*^^*)気がつけばそんなにも経っていました(笑)これからもどうぞよろしくです。 (2015年5月23日 13時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこ
| 作成日時：2015年4月15日 16時
