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船を降りる私たち。
夢のようなひとときを経て。
少し酔いがまわってよろめいた私を。
すっと腕をまわし、
しっかりと支えてくれる潤。
「ありがと」
「少し夜風に当たって覚まそうか？」
「うん」
桟橋にほど近い、海際で。
欄干に寄りかかり２人で眺める夜景。
目に痛いくらい輝いていて。
息をするのも忘れるくらい。圧倒される。
船の上からのも素敵だったけど。
こうして潤が隣にいて
眺める景色も。また極上だな....
「寒くない？」
おもむろに。
つと隣で聞いてくる潤。
「うん。コート着てるし。
大丈夫だよ」
「....そ。」
しばらくたって。
また聞いてくる潤。
「....ね」
「ん？」
「寒くない？」
「うん？ 寒くな....あっ....！
...ううんっ、寒いっ すっごく！！」
潤の意図にやっと気がついて。
あわてて答える私に。
半分あきれたような、
照れたような笑顔の潤。
「...ホントにぶいんだから」
「...ごめん...///」
そう答えたと同時に。
後ろから包み込むように
潤は私を抱きしめてきた。
今にもこぼれてしまいそうな
笑みをおさえながらつぶやく私。
「....もう...っ...」
「ん？」
「なんでもない(笑)
....あったかいなぁって」
「なーに？！変なAっ(笑)」
抱きしめてくれる腕に
またギュッと力がこめられる。
いつもは。
これでもかってくらい
強引にだきしめてくるくせに。
今夜に限って甘えんぼなんだから....
ホント潤にはかなわないよ....
さっきより少し
冷たくなってきた夜風。
でも潤と触れあってるところは
あたたかくて。
どんどんその熱は
体だけじゃなくて。
心も満たしていく。
潤の吐息が。
首筋にかかるその度に。
体中のうぶ毛が
ふわぁって逆立って。
ドキドキがもう止まらないよ。
この心臓の鼓動、
きっと潤にも
伝わってしまってるよね..///
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かこ(プロフ) - モノクロさん» おひさー♪うん、好きになっちゃってー(笑) (2014年11月4日 22時) (
レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
モノクロ - 寒い？寒くない？のやりとり、思わずにやけました(笑) あー、かこさんの小説読んでると潤くん好きになっちゃう…笑 (2014年11月4日 22時) (レス) id: 9a4b8c823e (このIDを非表示/違反報告)
波乃 - 5年も！？すごいぃぃ やっぱり書く作品は嵐ですか？ (2014年11月2日 8時) (レス) id: 9009542093 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - 波乃さん» 変換ミス、お気になさらずにー(*^^*) (2014年11月1日 16時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - 波乃さん» 他サイトではもう5年ばかり書いてます。名前変換できる魅力で昨年ツクールにもきました。読んでくださる皆様がいるからこうして細々と続けられてます(///∇///) (2014年11月1日 16時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこ
| 作成日時：2014年10月29日 15時
