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124. 言葉の応酬 <J side> ページ32

声になんねぇ。




呆然としてる俺に気づいて。

Aの方を振り返った
ユウコさんの顔を見て。

さらに驚いた表情になって
一歩あとずさりしたA。




どうしてAがここに...?








「....あ、相葉くん、ありがとね...っ」


次の瞬間、やっとのように
そうつぶやいたAは
くるりと踵を返して
店の出口へと走り出す。




「待ってっ!!」



俺もやっと出た声。


でもそんな言葉てんで無視で
Aは人の波にぶつかりながら
遠ざかっていく。



「ユウコさん、ごめん、またっ」

「潤っ」



Aの後を追って店を出て。
階段を上がって。
外に出た瞬間腕をつかまえる。



「Aっ」

「離してっ」

「待てって、Aっ」

「やーっ 離してっ」

「誤解すんなってっ!今のはただ」



その時Aが振り返って
叫ぶようにたたみかけてくる。



「ただ何?!ただ甘えてただけ?!
 あんな無防備な顔さらけだしてっ!

 あのひと、写真の人だよね?!
 敷島ユウコだよね?!

 どうして潤といるの?
 こんな日にあんな風に2人で」

「偶然だよっ 向こうが偶然店に現れて」

「潤もだよっ!
 どうしてこんなところで飲んでるの?!

 私、メールしたよね?!

 ずっと前からだって言ってたよね?!
 今日帰京するって、2人で過ごそうって」

「俺だってそのつもりだったよっ!
 こないだ札幌行くまではそう思ってたさっ。
 でもお前がセンパイと」

「だからあれは誤解だってっ...」



そこで途切れる言葉の応酬。


Aもうつむいたまま黙ったまま。





思わずもれるため息。



...っだよ....っ
俺ら何やってんだよ。

これじゃまたおんなじじゃん...っ

ちゃんと向かい合うって決めたじゃん。
俺が熱くなってどうすんだよ。





小さく息を吸って。落ち着かせて。
思いのたけを素直に口にしていく。

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かこ(プロフ) - satosatoさん» はじめまして。いつもありがとうございます♪いよいよ次章最終章になるかしら。どうぞ最後までお付き合いくださいね(^^) (2015年9月17日 19時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - モノクロさん» やっとヒロインちゃんは気づきだしました。でも素直になれる術が今は見つからない感じかな。2人が向かい合えばきっと事態は好転するはず。札幌ファイナル、いつか実現してほしいなという願いをこめて書き進めますー(^^) (2015年9月17日 19時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
satosato(プロフ) - 初めまして。いつも楽しみに読んでいます。これから潤君と主人公ちゃんがどうなっていくのか!続きが早く読みたいです。 (2015年9月17日 12時) (レス) id: 3561c422ab (このIDを非表示/違反報告)
モノクロ - ぬあああああヽ(;▽;)ノヽ(;▽;)ノ ようやく素直になれましたねヽ(;▽;)ノでもこれはこれで少し悲しいけど…やっぱり隣は潤くん以外はダメですね(;_;) 札幌ファイナル…気になるところです(¯ω¯) 下書き頑張ってください! (2015年9月16日 21時) (レス) id: fe40c0e409 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - まゆみさん» お待たせいたしました!待っていてくださりありがとうございます(//∇//)この勢いで夕飯食べたら下書き書きますっ! (2015年9月16日 18時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かこ | 作成日時:2014年10月18日 8時

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