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123. もう少しだけ <J side> ページ31

表情が曇っただろう俺に。

ユウコさんは優しく微笑んで
そっと俺の肩を抱き寄せてくる。



「...そういうとこ、
 全然変わってないんだから」


顔を寄せてそうささいて
優しく俺の頭をなでてくれる。


いつもの俺ならその手、
やんわりとはねるのに。

今夜は払えなかった。



むしろ気弱になってる心に
ユウコさんの優しさが沁みていくようで。




次の瞬間、ユウコさんの胸に
頭を預けてしまう。



「...潤?」

「もう少しだけ。こうしてていい...?」



恋愛感情なんてとっくにない。

それは揺るぎない事実。

今はAと全然違う存在。




でも。今だけ。甘えたい。
もう少しだけ羽を休めたい。



一度は自分をさらけだして
心をかよわせた人。


だからこそ。何も言わなくても
今こうしてるこんな俺を
受け止めてくれる気がして。




ごめん、A。

ごめん、ユウコさん。






もう少しだけ.....









どのくらいそうしていただろう。


少しずつ、店に来た時とは全然違う
自分が戻ってきた感覚。





帰ろう。

Aの待っている部屋へ。


きっとまだ待っていてくれるはず。
ちゃんとAの話を聞こう。

今なら冷静に対峙できる気がする。





何も言わずにずっとそうしてくれていた
ユウコさんから頭を離して。
お礼とさよならを言おうとしたその時。


ユウコさんの肩越しに
相葉ちゃんに支えられるように立って
呆然とこちらを見つめている
Aの姿が目に飛び込んできた。

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かこ(プロフ) - satosatoさん» はじめまして。いつもありがとうございます♪いよいよ次章最終章になるかしら。どうぞ最後までお付き合いくださいね(^^) (2015年9月17日 19時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - モノクロさん» やっとヒロインちゃんは気づきだしました。でも素直になれる術が今は見つからない感じかな。2人が向かい合えばきっと事態は好転するはず。札幌ファイナル、いつか実現してほしいなという願いをこめて書き進めますー(^^) (2015年9月17日 19時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
satosato(プロフ) - 初めまして。いつも楽しみに読んでいます。これから潤君と主人公ちゃんがどうなっていくのか!続きが早く読みたいです。 (2015年9月17日 12時) (レス) id: 3561c422ab (このIDを非表示/違反報告)
モノクロ - ぬあああああヽ(;▽;)ノヽ(;▽;)ノ ようやく素直になれましたねヽ(;▽;)ノでもこれはこれで少し悲しいけど…やっぱり隣は潤くん以外はダメですね(;_;) 札幌ファイナル…気になるところです(¯ω¯) 下書き頑張ってください! (2015年9月16日 21時) (レス) id: fe40c0e409 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - まゆみさん» お待たせいたしました!待っていてくださりありがとうございます(//∇//)この勢いで夕飯食べたら下書き書きますっ! (2015年9月16日 18時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かこ | 作成日時:2014年10月18日 8時

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