検索窓
今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:166,981 hit

122. 遅かれ早かれ <J side> ページ30

盛り上がってる輪から外れて。

ユウコさんと2人、カウンター席に
並んで座る。




「じゃ、乾杯。メリークリスマス(^^)」

「...乾杯」



カチリと合わせるグラス。



変わりないユウコさん。



よかった。

俺との記事で
大きな迷惑がかかってないか
気になってたから。



「元気だった?」

「うん。本当にごめんね、潤。
 私、全然気がつかなくてあんな...

 最近私を追っていた記者なの。
 巻き込んでしまって本当にごめんなさい」

「俺は大丈夫。むしろ光栄(笑)。

 あの頃ならきっと写真撮られても
 俺の方が格下だったからこんな扱いには
 ならなかっただろうなって思うと
 今は対等に肩並べられるところまで
 来たんだなって。
 妙に誇らしかった面もあった。」



それはある意味本心だった。


もちろん、俺の無警戒な行動が
Aを傷つけてしまったことは
後悔してるけど。


ユウコさんとのことに関しては
本当にそう感じたんだ。





「(苦笑)潤、ったら。」


俺の言葉にふふっと笑うユウコさん。
次の瞬間、ふっと心配そうな顔になる。



「でも。彼女さん、大変だったでしょう?」

「え...」



....さすがユウコさん。お見通しか。



「こんな大切な夜に
 こんなところで一人で飲み過ぎっ。

 あの記事のせいで
 彼女さんとけんかになったんでしょ?」

「....記事のせいだけじゃねぇけど...」




そう。ユウコさんのせいじゃない。


あの記事がきっかけではあったけど。

遅かれ早かれ俺らは同じ問題に
直面してたんだと思う。

遠距離恋愛の壁に。

123. もう少しだけ <J side>→←121. 覚えのある声 <J side>



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (308 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
511人がお気に入り
設定タグ: , 松本潤 , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

かこ(プロフ) - satosatoさん» はじめまして。いつもありがとうございます♪いよいよ次章最終章になるかしら。どうぞ最後までお付き合いくださいね(^^) (2015年9月17日 19時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - モノクロさん» やっとヒロインちゃんは気づきだしました。でも素直になれる術が今は見つからない感じかな。2人が向かい合えばきっと事態は好転するはず。札幌ファイナル、いつか実現してほしいなという願いをこめて書き進めますー(^^) (2015年9月17日 19時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
satosato(プロフ) - 初めまして。いつも楽しみに読んでいます。これから潤君と主人公ちゃんがどうなっていくのか!続きが早く読みたいです。 (2015年9月17日 12時) (レス) id: 3561c422ab (このIDを非表示/違反報告)
モノクロ - ぬあああああヽ(;▽;)ノヽ(;▽;)ノ ようやく素直になれましたねヽ(;▽;)ノでもこれはこれで少し悲しいけど…やっぱり隣は潤くん以外はダメですね(;_;) 札幌ファイナル…気になるところです(¯ω¯) 下書き頑張ってください! (2015年9月16日 21時) (レス) id: fe40c0e409 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - まゆみさん» お待たせいたしました!待っていてくださりありがとうございます(//∇//)この勢いで夕飯食べたら下書き書きますっ! (2015年9月16日 18時) (レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:かこ | 作成日時:2014年10月18日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。