107. 混沌 ＜J side＞ ページ12
また考え込んだ俺を一度見て。
ましゃは言葉を続けていく。
「...お前だってそうだよ」
「え.....」
「お前も。出会った時から
タカヤギさんと同じ目で
俺を見てくれていて。
.....だから。俺は２人とも
幸せになってほしんだ。
それには今のまま進んじゃいけない。
２人に交点はないし。
あっちゃいけねぇんだよ...？」
「...ましゃ....」
....それはこっちのセリフだよ。
最初から何の偏見も欲も持たずに
俺自身に接してきてくれたのは
お前の方だよ、ましゃ。
俺にとっても。お前はもう
Aさんと同じくらい
大切な存在で......
そのお前が。面と向かって俺に
こういうことを言ってくるってことは。
すげぇ覚悟があってのことなんだって。
俺やAさんのことを
本当に思ってくれてるんだって。
俺にだってもうわかるよ。
ましゃの言うことは
しごく当然のことだって。
正しいことなんだってこともわかってる。
わかってるけど....
痛いくらいに伝わってくる
ましゃの想いと。
もう止められそうにない
Aさんへの想いの狭間で。
その時の俺にはもうどうしたらいいのか
ちっとも答えが出てこなかった。
ましゃにその場で”イエス”なんて
到底うなづくことなんてできなかった。
Aさんのこと
あきらめられんのかよ？
.....できっこねぇよ。
もうできるわけない。
でもその俺の想いがAさんを、
周りの皆を苦しめるだけなんだとしたら...？
もうそれからは。
頭の中は混沌としたまま。
互いに無言のまま
グラス口にし続けてた俺とましゃ。
胸の中は。
Aさんのことばかり考えてた。
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かこ(プロフ) - あかりんさん» ですよねー(涙)やっと気持ちを確かめあえたのに手放しで喜べないという....ここからが二人の本当の始まりです。どうぞ最後までよろしくお願いしますっ。 (2014年9月3日 17時) (
レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
あかりん(プロフ) - モヤモヤしてます、、笑 (2014年9月3日 16時) (レス) id: 1b7b6e5038 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - さくらさん» ましゃは。私、とても好きなキャラです。実は...実在モデルもいます。踏み出すべきか否か、今が２人にとって最初の大きな壁にぶちあたってるんだと思います。２人にとっての幸せの形、これが今回の大きなテーマでもあります。どうぞ見守ってあげてくださいっ（＞＜） (2014年9月2日 14時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 主人公先生も潤くんも切ないです…と お友達のマシャの勇気ある言動！それに潤くんが従ってしまうのか…切なく息を止めてしまいました…二人には幸せになってもらいたい…ワガママでも突っ走って欲しい… (2014年9月2日 11時) (レス) id: 84be6edf25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこ
| 作成日時：2014年9月1日 14時
