25. 近づきたい ＜J side＞ ページ25
「ね、百面相してるでしょ？」
「うん、微妙ーに。」
「仕事忙しすぎて
ついにキちゃった、とか？！」
「相葉ちゃんじゃねーんだから
そりゃねーだろ。」
「あ★キャプテンひどいっ！
なんでオレなの？！」
「あ、今度は真剣な顔になった。」
番組収録の休憩中の控え室、
気がつくとこないだの
実験準備室でのことばかり思い出してる。
どうして抱きしめてしまったんだろう。
あの時俺に背を向けたセンセが、
なんだかとても寂しそうで、
泣いてるみたいで、たまらなくなった。
ほっとけなくなった。
「何でもない」なんてたぶんウソだ。
気がつくと足が動いていた。
後ろから抱きしめていた。
俺の腕の中にすっぽり
おさまってしまうくらい華奢な肩。
ほのかな甘い香り。
ドキドキして、でも心地よくて、
いつしか眠ってしまっていた
(それは俺にも予想外のことで★)
坂本さんが入ってこなかったら、
俺どーしてたんだろ？
何を言うつもりだったんだろ？
この気持ちが何なのか
まだ俺にもよくわかんね。
でもセンセのこと
もっと知りたい。近づきたい。
今思うのはたったそれだけのこと。
「なんか最近悩みあるの？」
声をかけてきたのは翔くんだった。
「え？！あ、俺なんかヘン？」
「....うん。微妙ーに(笑)」
「そっ？！(驚)あ、いや、最近
ドラマの撮影たてこんでるから...かな？」
「....うん、ならいーんだけど....
ホントタイトなスケジュールだよね。
夏休み、一日でも取れたらいーな」
「.....だね」
それ以上、何も聞かず、
何も話さず、俺の肩をポンポンとたたいて
席を立った翔くん。
気がつくと俺をみている
メンバーと目があった。
俺と目が合うと、あせったように、
でもいつものニッカリスマイルと
ピースサインを返してきた相葉ちゃん。
口とんがらかせて親指立てて
慣れないウインクするキャプテン。
優しく微笑んで、
またゲームに熱中し始めるニノ。
...皆に心配かけてしまうなんて、
俺まだまだダメだなあ....
「時間でーす！スタジオ入ってくださーい！！」
収録再開を告げるADの声。
皆....サンキュ....
さ、仕事に集中、集中だ！
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かこ(プロフ) - 夏さん» ありがとうございます。変換ミスですね。直しました(^_^;) (2014年7月18日 23時) (
レス) id: ae2a9fb09b (このIDを非表示/違反報告)
夏 - 2の、 便りになる存在→頼りに じゃないですか？ (2014年7月18日 22時) (レス) id: 99a29e3e26 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - えこさん» きゃんっ♪早速のコメありがとうですー。どっぷりヒロイン気分満喫してくださいね（^^)お仕事お疲れ様ですっ。 (2014年7月8日 15時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
えこ(プロフ) - かこさん、楽しみにしてますよ〜。今丁度休憩中でした。ポプコンもキュンキュンですよね！すっかり主人公気分な私です、ハイ。o(^▽^)o (2014年7月8日 15時) (レス) id: 61d13ac018 (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - えこさん» そうなんですよ、一番衝撃的だった体験かも。今ならどんと構えられるけど当時はうら若き乙女（笑）正直怖かったです。日々更新がんばりますね。ポプコンも下書きかなりたまってるのですがなかなか打ち込めなくて★今週中には必ず！ (2014年7月8日 15時) (レス) id: 1c4ce8f51d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこ
| 作成日時：2014年7月5日 19時
